人生意気に感ず「28連勝!春風の真剣勝負。日中友好協会と一帯一路。差別と人権・死の川を越えて」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「28連勝!春風の真剣勝負。日中友好協会と一帯一路。差別と人権・死の川を越えて」

◇28連勝に日本中が沸き立っている。まだあどけない柔和な中学生の胸のうち、頭の構造に神秘的なものを感じる。少年棋士藤井4段の姿である。

 

 連勝記録は何十年ぶりとかで、日本最多に並んだ。これからどこまで伸びるのか。対戦の姿は春風の中の菜の花のようだ。日本中の注目を全く意に介さないような精神の強靭さはどこから来るのか。

 

 テレビはまちの将棋教室で駒を見詰める幼い子どもたちの姿を映している。殺伐とした現代の子どもたちの世界にのどかな陽光が差しているようだ。

 

 プロの棋士たちがロボットに破れたことが話題になっている。これは人間が機械に取って代わられる時代の象徴のように言われているが、人間の心の奥深さと神秘さを信じたい。藤井4段の姿は人間の大きな可能性を示唆するもので教育の世界にも何かを投げかけているようだ。

 

◇今日は、群馬県日中友好協会の総会の日。嵐の中で船出して4年が過ぎた。この間、順調な歩みを続けることが出来たと思う。主な成果として、上海市人民対外友好協会との間で経済・文化等の交流を進めるための「友好交流備忘録」を交し、これに基づいた諸行事を行ってきたことがある。その中には上海市との間で2回にわたって行われた青少年書道交流展があり、今年は日中国交正常化45周年を記念して中国大使館の中庭に群馬の五葉松を植えるなどをした。

 

 今日は大使夫人の汪婉氏が「一帯一路と中日協力のポテンシャル」と題した講演を行う。一帯一路政策は習近平主席が繰り広げようとする壮大な構想である。日本とどのように関わるのか、大使夫人が何を語るのか注目している。汪婉氏は東大の大学院で歴史等を研究し博士の学位を取られた方で、日本の文化に関して造詣が深い。

 

◇今日22日は、「らい予防法による被害者の名誉回復および追悼の日」。県庁ではハンセン病に関するパネル展が行われている。ハンセン病は「過去の病」になったといえるが、差別と偏見が社会に下した根は消滅しない。

 

 ハンセン病については無知が偏見を生み、誤った政策が差別を助長した。根本には人権に対する無理解がある。私の新聞小説「死の川を越えて」の底流には人権がある。差別を人権の問題とみる時、それは永遠の課題なのだ。(読者に感謝)