人生意気に感ず「北朝鮮の暗殺劇の衝撃。金王朝の崩壊。豊洲と百条委」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「北朝鮮の暗殺劇の衝撃。金王朝の崩壊。豊洲と百条委」

◇私たちは激動の現代史のただ中にいる。後世の人がこの時点のことをどう振り返るだろうか。地球が大きな劇場と化している。そこでは息を呑む物語が展開している。観客を沸かせる登場人物は超大国の主に躍り出たトランプである。そこに、新たな筋書きが加わった。世紀の悪役、タイムマシンに乗って現代に甦った暴虐の主は、血がつながる兄までも手にかけた。この世界劇場で出番を待つ人物がいる。日本国の安倍首相である。間もなく重要な役割を演ずるのではないか。

 

◇第二次世界大戦後の北朝鮮の政権は金日成(キムイルソン)、金正日(キムジョンイル)と受け継がれ、現在金正恩(キムジョンウン)に至っている。最近の世界の関心事は、この金正恩が兄の金正男(キムジョンナム)を暗殺したことである。儒教の国でありながら、兄までも無慈悲に殺す。恐怖政治にも限界がある。国民の信頼を失うことは間違いないと思う。伝えられるところでは、殺された兄・正男は中国が保護していたと言われる。中国の後ろ盾も失った独裁者が頼るものは唯一つ、核兵器のみであろう。心が通わない冷たい兵器を抱いて、どこまで孤独に耐えることが出来るのか。あのぶよぶよに肥えた容貌の下に、難局を乗り切る意志と能力があるとは思えない。残されたカードは、国民の目を外に向けさせることだ。狂気の独裁者は核のボタンを押すことをためらわない。完全に裸の王様になっている男を諫める者はいない。隣国の日本は大変な危機を迎えている。

 

◇都議会が面白い展開となってきた。豊洲移転問題をめぐり、百条委員会が開かれるのだ。形骸化した地方議会の象徴たる都議会に真の改革と変化は生じるのか。

 

 百条委は、虚偽の証言には厳罰が伴う。カッコマンの石原元知事の証言から何が飛び出すのか。それによって困る人が出るとか出ないとか。東京都は、地方都市というにはふさわしくない程巨大化し、優に一国の規模と力をもつ存在だ。財政的にも裕福であるために利権が集まり不正の温床が発達する。舛添前知事がおかしな金の使い方で晩節を汚したのも、極度に一極集中した金と力の故に違いない。

 

 犠牲となるのは都民の健康と命である。豊洲問題は積年の弊害を正すきっかけとなり得るか。7月の都議選がカギ。それはオリンピックと日本再生につながる問題である。(読者に感謝)