人生意気に感ず「恐怖政治の限界。隣国が崩れる時日本は。海洋国家を目指す中国」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「恐怖政治の限界。隣国が崩れる時日本は。海洋国家を目指す中国」

◇北朝鮮出身の人と話した。北の事情に詳しいこの人は、恐怖政治を実行している金正恩(キム・ジョンウン)委員長自身が恐怖におののいているのだと語った。恐怖に駆られて恐怖を作り出している。これは伝えられる報道とも一致しているようだ。金正恩の饅頭のような表情の裏に残忍な悪魔の実相が隠されているとは。世界中の人がサイコアナリスト(精神分析者)になっているのかも知れない。

 

◇新聞もテレビも金正男(キム・ジョンナム)暗殺でもちきりだ。最側近の幹部はいうに及ばず、政権を支える重要人物を次々に処刑、その数は驚くばかり。処刑を恐れて脱北する者、亡命する者も跡を絶たない。金正恩は沈みかけている船の上で誰も信じられなくなっているに違いない。親族で政権ナンバー2の張成沢(チャン・ソンテク)は数十発の銃弾を撃ち込まれ火炎放射器で跡形もなく消滅させられた。判決で埋める墓もないと示されたからに違いない。

 

 このような常軌を逸した狂気の沙汰が21世紀の白日の下で、しかも政権の名で行われることが信じられない。政権は末期に違いない。がんで言えばステージ5。癌の末期より救いがたいのは頭脳が狂っていることだ。がんの患者は人間の尊厳を保って最期を全うする人が多いが、狂気の独裁者は追い詰められて核のボタンを押すかも知れない。冷厳な事実として私たちが覚悟しなければならないのは、日本は狂気の指導者の前に立つ隣国だということ。国を守ることがどういうことかが突きつけられている。

 

 金正男(キム・ジョンナム)暗殺の容疑者が次々に逮捕されている。やがて実態が分かるだろう。

 

 今月の「ふるさと未来塾」は25日。「アジアの戦争と平和」と題して、アメリカ・中国・北朝鮮を話すつもりだ。今回の暗殺については中国も重大な関心を寄せている。報じられるところによれば、殺された金正男を中国は保護していたという。中国は、金正恩政権崩壊後に、金正男を政権に就かせることを選択肢の一つとして考えていたのかも知れない。

 

 最近の中国の動きは、列強に侵略された100年の屈辱の歴史を知らねば理解出来ない。認知症のような状態から突然甦って世界の経済大国となった中国が発展を続ける道は、通商国家、海洋国家のみと考えて東シナ海、南シナ海、そして太平洋を目指す。その前に立ちはだかるのが日本である。(読者に感謝)