人生意気に感ず「金正恩暗殺と日本。追い詰められた狂気。新しい時代の生きる力」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「金正恩暗殺と日本。追い詰められた狂気。新しい時代の生きる力」


◇事実は小説より奇なりという。金正男暗殺事件だ。映画よりもというべきか。マレーシアの国際空港で、北の工作員らしい2人の女が毒針を使って、金正恩委員長の指示で5年もかけて計画、等々。情報は乱れているが、北朝鮮指導者による国家犯罪であることは確かのようだ。

 

 故金正日(ジョンイル)には男の子が3人いて、暗殺された金正男(ジョンナム)は長男で、現政権を率いる金正恩(ジョンウン)は三男である。正男と正恩は異母兄弟である。韓国政府は、今回の暗殺事件を「正恩政権の残虐性と反倫理性」を見せつけるものと指摘している。

 

 多くの日本人を拉致し、大韓航空機爆破事件を起こし、連日のように政敵を処刑している犯罪国家である。血がつながる肉親を殺すことは何でもないのだろう。このような狂気の指導者にとって、核のボタンを押すことは容易(たやす)いに違いない。正恩を抑止している力は唯一日米安保条約である。

 

◇殺された正男の姿は哀れに見えた。ディズニーランドが見たくて日本に不法入国して拘束された時、父の正日は激怒したという。身の危険にいつも怯えていたのだろう。自分と家族を助けて欲しいと弟の正恩に手紙を書いたとも。

 

 トランプ大統領の腹の中は何か。安倍・トランプ会談中のミサイル発射の狙いの一つは、トランプ氏の腹の中を探ることだろう。非常識の男には、オバマ氏の正論は通じない。案外、トランプ氏の非常識を恐れているのかも知れない。

 

◇教育は国を支える柱であるが、現在の日本にとって教育程重要なものはないと言っても過言でない。時代の変化に対応した生きる力が求められるからだ。文科省は、小中学校の次期学習指導要領改定案を発表した。人口知能やロボットが驚異的に発達し、人間が仕事を奪われる社会が近づいている。しかし、そういう社会こそ、人間の力が求められる。知識では機械に負ける。知識を生かして新しい人生を切り開く力こそ新しい時代の生きる力だ。

 

 国際化が進む中で英語力は生きる力の一つであるから、小学校で英語を教科にするのは良いが、国際化の中で非常に重要なことは自国の歴史や文化への理解である。国外へ出て、又国内で外国人と接し、日本を語れない若者が増えている。教育は新しい流れを作らねばならない。(読者に感謝)