人生意気に感ず「中3遺言して自殺。原発がらみのいじめ。教師の萎縮。日米会見の成果」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「中3遺言して自殺。原発がらみのいじめ。教師の萎縮。日米会見の成果」


◇愛知県の中3自殺にやり切れない思いだ。真実は不明だが、担任について「遺言」で「私の人生全てを壊された」と書かれた担任は堪ったものではない。担任教師を弁護するつもりはない。伝えられる事態から、男子が死を選ぶことに飛躍があったと思える。また、「担任のいじめ」と考えるのも早計と思える。いじめか否かの判断要素に「死」という重い結果を結びつけていないか。テレビからは、「自分ともう一人の生徒だけにプリントを配布させた」ことなどを取り上げ、担任を悪者扱いする空気が伝わってくる。客観的にはそれ程重大ではない事実の積み重ねが男子の心を深く傷つけたに違いない。「死」を止められなかった担任の責任は大きいが、「いじめ」の認定と担任の本来の責任は「死」と切り離して考えるべきではないか。

 

◇原発事故関連のいじめ問題が跡を絶たない。「放射能がうつる」、「汚い」等の心ない言動が自主避難した子どもたちを苦しめている。マスコミで報じられるのは氷山の一角だろう。今度は、横浜市の中1男子が「賠償金をもらっているだろう」と言われ、遊興費として総額約150万円を渡していた事実。市教育長は、金銭授受をいじめと認め生徒に謝罪した。

 

 この問題の根は深い。世間は福島第一原発事故を表面的、そして他人事と捉えている。教育界の役割は重大なのに、その責任を果たしていない。

 

 教師はモンスターペアレントなどを恐れ、すっかり萎縮してしまっている。「いじめ」と「原発」が重なるとなおさらだ。道徳教育は掛け声倒れになっている感がある。道徳教育は、教師の萎縮対策から始めなければならないとさえ思える。

 

◇国会で安倍首相に、トランプ大統領との会見についての質問が続いた。安倍、トランプの会見の様子は、日本国民にとって朗報だった。多くの国民は安倍首相の姿に日本人の誇りを感じたに違いない。一敗地に塗(まみ)れた70年前の日本の姿からはとても想像できない。たとえ、トランプのキャラクターに問題があるにせよ、安倍首相の姿は堂々とし笑顔は爽やかだった。閣僚たちはしっかりしているらしいから、今後日米関係はうまくいくのではないか。安倍さんが、国際会議の時毎回話しをしようと提案したら、トランプは絶対やりましょうと応えた。世界平和の為日本の役割は重くなった。(読者に感謝)