人生意気に感ず「国防長官の異名、マッド・ドッグ。米中戦は。少年法改正の動き」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「国防長官の異名、マッド・ドッグ。米中戦は。少年法改正の動き」

◇「2人で最高の同盟をつくろう」、「いち早くマッド・ドッグを日本に送ることには非常に意味がある」、トランプ大統領は電話会談で安倍首相にこう言った。そのマッド・ドッグ(狂犬)が今日来日する。米国のマティス国防長官である。マッド・ドッグの異名はいかにも暴走トランプの先陣を切る男の感を受ける。ところが、意外にも多くの人から尊敬を受ける確かな人物らしい。マッド・ドッグは「一度も負けたことがない」という意とか。外務省幹部は「この人を悪く言う人は一人もいない」と語る。

 

 拷問で「水責め」に賛成するトランプ氏にマティス氏は次のように答えたという。「有効とは思いません。たばこ1箱とビール2本あれば拷問より良い結果が得られます」。

 

 この言葉が示すように人間的にも確かで「戦う修道士」という別の異名もあるという。

 

◇マッド・ドッグの表面的な異名はむしろトランプ氏にふさわしく思える。マティス氏が伝えられるような立派な国防長官であるなら、トランプ大統領の暴走を抑制する効果を期待できるかもしれない。

 

 このような国防長官をいち早く日本に派遣したことには重要な意味があるに違いない。それは日米同盟を重視しているということだ。

 

 また、10日に予定されている日米首脳会談への布石である。昨日の国会では、この会談に臨む安倍首相の対応が問われていた。

 

◇トランプ大統領の外交政策で顕著なことは中国を抑えることである。尖閣諸島や南シナ海の人工島をめぐり、戦端が開かれることが懸念されている。「米中戦争」などというおどろおどろしい表現が現実味をもってきた。沖縄近海で連日のように繰り返されている中国の領空・領海侵犯を見れば、米中の衝突は決して絵空事ではない。また、決して他人事ではない。長い平和ぼけから私たちは目を醒ます時なのだ。

 

◇凶悪な少年犯罪が跡を絶たない。そんな社会状況の中で少年法の改正は長年の課題。法務省は少年法適用年齢の引き下げの検討を始めた。20歳未満を18歳未満にする。すると18歳、19歳は通常の刑事裁判を受けることになる。少年法の目的は罰することより、保護と更生にある。選挙権年齢が18歳以上になったこととも関係する。「大人」の自覚と共に犯罪に走る少年には抑止の効果があると思う。(読者に感謝)