人生意気に感ず「裁判員を脅した工藤会に判決。書道の新年会に思う。育英サッカーは」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「裁判員を脅した工藤会に判決。書道の新年会に思う。育英サッカーは」


◇最近注目した事件及び裁判は裁判員脅しに関するもの。暴力団工藤会元組員に有罪判決が下った。県会議員の時、警察関係の委員会で福岡県の治安を視察し、強い衝撃を受けた。福岡県警は、民衆の敵工藤会を潰すことを最大の使命としていることを明言した。警察

に火炎瓶を投げる、学校で先生が批判すると親が工藤会の子がいて学校に抗議が来る等、市民生活が脅かされている実態を知ったからである。

 裁判員裁判は平成21年、一般市民が裁判に参加するという司法の民主化としてスタート。刑事裁判の民主化は市民生活の秩序を支える根幹。その裁判員を脅して裁判を動かそうとするのだから罪は重大なのである。

 事件は、工藤会幹部の裁判に当たる裁判員に組員が「あんたらの顔は覚えているから」と声をかけたというもの。裁判員等は相次いで辞任した。声をかけて脅した元組員に裁判所は執行猶予付きの有罪判決を下した。事の重大性から、求刑通り実刑判決でもよかったと思う。

◇新年会たけなわである。昨日は(18日)書道関係の新年会に出た。県会議員の時は数をこなさねばならなかった。気持ちが入らない新年会でも、一つは義務で、また一つは選挙に備えて、時には殺人的なスケジュールで新年会回りをしたものだ。時間を見計らってさっと飛び込み、挨拶が終わると飛び出して次の会場に向かう。今は違う。真に祝う気持ちで会の雰囲気にひたっている。振り返れば上っ面をなぜるような新年会回りは会の軽視と選挙目当てで、政治不信の原因となっていたかも知れない。

◇会の名称が墨痕鮮やかに大書されている。そこには印刷文字にはない心が躍動している。冊子に載った作品を懇談の中でしみじみと味わった。書は書く人の人格が現われる。

 最近は全てが機械化して、字を「書く」でなく「打つ」時代になった。この流れの中で書道離れも進んでいる。これは人間の心までが機械化されることを意味する。今年は、第二回の日中青少年書道展が、会場を移して中国で行われる。日中間には様々な課題があるが、書には3千年の歴史がある。時を超えた心の交流が期待出来るのである。私は日中友好協会会長として、又書道協会顧問として訪中団する。

◇育英のサッカーが決勝進出を決めた。私は育英の理事なので力を入れて観た。数年前の野球に続くまさかがあるか。積み重ねてきた歴史の成果だ。若者の力も歴史と伝統が育てている。(読者に感謝)