人生意気に感ず「選挙の大波が。東京、福岡、総選挙。ドゥテルテの野蛮」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「選挙の大波が。東京、福岡、総選挙。ドゥテルテの野蛮」

◇にわかに日本中が選挙づいてきた。東京と福岡の衆院補選、各地の知事選。そして近づく総選挙などだ。若狭氏は小池百合子都知事の後継として名乗りを上げた。都知事選では自民の国会議員の中で唯一人、党側に逆らって小池さんを応援し時の流れに乗った人だ。

 鳩山二郎氏は、鳩山家の御曹司。父邦夫氏の急逝に伴う補選だった。週刊誌では、鳩山家では当たり前と言われた東京大学出身ではないことが注目されたりした。

◇衆院総選挙が実質的には始まっている。街中にポスターがどっと貼られ出したのはそのことを物語っている。先日、尾身朝子氏の幹部役員会に出た。実質的には選対会議。自民党内の状況では解散と総選挙の日程まで想定されている。1月22日か29日に投開票の可能性がある。それは、12月15日のプーチン来日との関連である。秘かな情報では北方領土に関して歴史的展開があるといわれている。それを総選挙の勝利と結びつける戦略とするからには余程のことがあるのではないか。解散は総理大臣の専権である。

◇ドゥテルテの容貌は獰猛な野獣を思わせる。フィリピンで行われているとんでもない殺人政策と重ねるからであろう。司法手続きを経ないで、多くの麻薬犯を警察に射殺させている。刑務所は超満員、自らも機関銃などを手にして戦ったことがあるという。

 フィリピンの国民は圧倒的多数がこの暴虐の大統領を支持している。これは、フィリピンの絶望的な治安状況を物語るものか。それともフィリピン国民の尺度を現すものか。恐らく両方だろう。このドゥテルテが周近平と握手して、アメリカと決別すると表明した。アメリカは今、大統領選で有効な手が打てない。オバマの弱腰ということもある。その中で中国の横暴が進む。日本の安全保障にも大きく関わる。

 ドゥテルテが来日する。そして天皇陛下と会見する。いわば二つの文化の遭遇である。ドゥテルテの野蛮性が宮中でどう演出されるのか注目したい。

◇800頁を超える「ハンセン問題に関する検証会議・最終報告書」の主要部を読んだ。日弁連法務研究財団によるもの。捜していた資料の多くが載っている。ハンセン病に関する満州や朝鮮に関するものまで。上毛連載予定の小説の一部を県保健予防課と草津楽泉園に送った。連載は12月からとなる予定。(読者に感謝)