人生意気に感ず「蓮舫と民進党の行方。豊洲盛り土と石原元知事。オリンピックと地震」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「蓮舫と民進党の行方。豊洲盛り土と石原元知事。オリンピックと地震」


◇蓮舫氏が圧倒的な強さを見せた。そして、民進党の代表が決まった。二重国籍の問題は、国会でこれから深く鋭く問われるだろう。蓮舫氏は過去に、国会議員として、大臣として、台湾国籍を持って行動した。一般市民の場合とは根本的に異なる。国政のリーダーは日本国民でなければならない。国益が衝突する外国籍を持っていたら日本の舵取りを誤る。少なくともそういう不信感を国民に与える。民進党の幹部の中に事態を深く憂慮する声があるのは当然のことなのだ。

 

◇蓮舫氏を選んだ民進党の人々の気持ちは分かる気がする。時代の流れは女性中心に動こうとしている。ドイツ、イギリス、韓国と女性が政治のトップに立ち、日本では女性都知事が誕生し、アメリカでも初の女性大統領実現の可能性が高い。これらの国々は民主主義の価値に基づいている。民主主義の基本は男女平等にあるが、女性の政界進出度はまだまだである。それが故に女性リーダーを望む声は時代の流れでもある。人気の美人党首を載いた民進党は軌道に乗ることが出来るのか。

 

◇小池都知事が過熱気味である。余りに大きな壁と難題が立ちはだかっているからだ。その最大のものが市場移転問題である。そもそも、ベンゼン、シアンなど危険物質の真上に調理台を作るような発想が間違っていたのではないか。オリンピックを考えるなら、日本人の胃袋だけでなく、世界の人々の胃袋の安全がかかっている。

 

 盛り土がなされなかった地下空間にたまった水は何を語るか。分析結果が間もなく出る。この問題に石原元知事が大きく関わっていた可能性が報じられ始めた。専門家会議が埋め立てを決定した直後に、石原氏は、埋めないでコンクリートの箱を埋め込む案を提示したという。ワンマン知事の意見が官僚に大きな影響を与えた可能性が指摘されている。豊洲市場の食の安全に対する不安は政治不信と結びついて増々ふくらんでいる。オリンピックは刻々と近づく。日本は「おもてなし」を世界に示そうとしているが、おもてなしを支える最大の柱は「安全」である。直下型地震、テロに加えて食の安全が持ち上がった。

 

◇最近地震がやたらと多い。「オオカミが来る」は慣れっこになったが、いよいよという感じである。東京は正に累卵の上に置かれている。「オリンピックは無理だ」の声も聞こえる。(読者に感謝)