人生意気に感ず「アフリカの発展は何を。刑務所の介護施設化。10号の衝撃。喫煙のリスク」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「アフリカの発展は何を。刑務所の介護施設化。10号の衝撃。喫煙のリスク」

◇アフリカが目の前に近づいた感じだ。私は少年時代、山川惣治の少年王者に夢中になった。探検隊、人食い人種、怪人アメンホテップ、魔人ウーラ、ゴリラに育てられた少年王者牧村慎吾、いとこの美少女すい子などなど、コンゴを中心に描かれる世界は暗黒の世界でかつ夢と憧れの舞台であった。アフリカ発展会議の宣言と、その内容を見ると、この数十年の間にアフリカが一変したことがわかる。


 人類発祥の地アフリカ、未開の暗黒大陸、長く続いた奴隷貿易に象徴される差別の大地。そこに住む人々の幸せを祈らぬ筈はない。しかし、近代化は必ずしも幸せに繋がらない。遠く離れた所から見ると淋しくも感じる。日本の四国程もある国立公園の野生の動物たちはそのままであって欲しい。あの緑の大陸が自動車であふれる姿を想像したくない。


◇刑務所にも高齢化の波が押し寄せている。政府は高齢化率の高い全国の刑務所に介護の専門員を置くという。現在は刑務官がおむつ替えなども行っている。認知症の受刑者も増加。この生きるのが難しい社会である。出所しても社会に適応出来ず、刑務所に戻る人は多い。高齢者の再犯率が非常に高いのは頷ける。三食、家つきで健康管理まで行き届いているのだから。名誉もプライドも無い人にとっては住み良い所なのかもしれぬ。そういう人を作らぬことが国家の使命なのだ。


◇台風10号は日本列島に衝撃を与えた。台風に対する従来の常識を覆した。太平洋で大きく円を描くように一回りして、史上初めて太平洋から東北に上陸した。5年前津波と地震に度肝を抜かれた人々は、またかと思ったことだろう。日本列島をすっぽり包むような規模、24時間に250ミリを超える雨量は、天が海にかわったかのようだ。瞬間風速は50mというのもこの世の最後を思わせる。


 世界的な想像を超える異常気象と合わせて考えると、この10号の出現は今後の台風の姿を示唆するものに違いない。首都直下型と南海トラフの巨大地震も秒読みだ。日本列島は1000年に一度以上の歴史的危機に直面している。浮草のような日本人の心は耐えられるのか。


◇吸わされる害、つまり「受動喫煙」の肺がんリスクが、科学的に「確実」であると発表された。タバコの歴史は長い。結果から見れば、国の産業として膨大な命を奪ってきたことになる。禁煙の規制はされに進み、喫煙は限りなく0に近づくだろう。(読者に感謝)