人生意気に感ず「俳優の強姦致傷。凶悪な少年事件。みかじめ料要求事件」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「俳優の強姦致傷。凶悪な少年事件。みかじめ料要求事件」

◇前橋で起きた凶悪性犯罪が列島を騒然とさせている。強姦致傷とは破廉恥で重罪である。大きな話題となっているのは、容疑者が今売出し中の俳優高畑裕太であり、その母がやはり高名な女優高畑淳子である点だ。犯行の現場は、前橋市の中心街にあるサンカントホテル。容疑者は「女性を見て欲求を抑えきれなかった」と容疑を認めている。享楽の世相を反映した犯罪であり、芸能界の隠れた実態を窺わせるようだ。

 強姦致傷の罪は重い。無期、または5年以上の懲役で、執行猶予の余地はない。手をつかんで部屋に連れ込み、押し倒して乱暴し手に打撲のけがを負わせた。強姦罪は親告罪だが致傷に至ると親告罪でなくなる。親告罪とするのは被害者の名誉を重んずるからで、告訴がなければ公訴出来ない。致傷の場合、告訴を要しないのは、犯罪の重大性故である。

 強姦などで、被害女性は通常告訴を躊躇する。強姦と和姦の境は微妙なので、当然のことながら、警察で被害者は細かく状況を聞かれるのだ。恐らく、そのために表に出ない強姦は非常に多いはず。私の憶測だがイケメンの若い男優に強く抵抗しない女性もいるだろう。容疑者はそれを見越して犯行に及んだ。そういう世界が芸能界には広がっているのではないか。薬物犯罪と共に人間性の根幹、道徳の砦を壊す犯罪に、裁判員たちは鉄槌を下すに違いない。

◇強姦で非親告とされるのは、二人以上が共同で犯した場合。いわゆる「回し」で、被害女性のダメージは想像を超える。野獣の牙に心まで引き裂かれるのだ。

 凶悪な少年事件が増えている。それを窺わせる事件が埼玉で起きた。16歳の少年が暴行を受けて殺され河川敷に埋められたらしい。23日、遺体が見つかった。女子高生コンクリート詰め殺人、栃木リンチ殺人事件など少年事件は、社会の病理を映して暴走が止まらない。

◇小さな事件のようだが、大きな意味をもつ事件として注目したのは、「みかじめ料」に関するもの。暴力団が運転代行業の女性に要求し、沼田署は暴対法に基づいて「中止命令」を出した。「金を払わないのはお前のところだけだ」と言って、要求したらしい。勇気ある代行業者を警察は全力で守って欲しい。暴力団対策法はこのような例によって生き、暴力団を追い詰めることになるのだから。(読者に感謝)