人生意気に感ず「オバマ大統領の広島訪問は。今月のふるさと塾。日中友好協会の理事会」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「オバマ大統領の広島訪問は。今月のふるさと塾。日中友好協会の理事会」

◇いよいよ今日、歴史的瞬間が訪れる。オバマ大統領の広島訪問である。岩国基地から専用ヘリで入り、平和記念公園で献花し、所感を述べ、原爆資料館を視察し、被爆者との対話も予定されているという。

 思えば、戦後、平和を回復し、最も強い同盟の絆を築きながら、現職の大統領が被爆地を一度も訪れなかったことが異常であり不思議である。オバマ大統領は原爆ドームや資料館を見て、改めて核の恐ろしさを肌で感じるに違いない。

◇声明文は用意されていても、現実を前にして新たな思いが湧く筈である。私は、用意されたものを超えた何かがオバマの姿に現れると思う。一挙手一投足に注目したい。

「昨日の敵は今日の友」。同盟関係を深め、広島が世界の平和の原点であることを確認し世界に示すことに意義がある。

◇今月の「ふるさと塾」が明日に迫った。このところ、第二次世界大戦、太平洋戦争を追っている。過去3回は、ヒットラー、真珠湾攻撃、ニューギニアで、今回はミッドウェイ海戦である。緒戦の勝利が暗転するきっかけとなった大敗であった。開戦後、およそ6ヶ月でこの悲劇を迎えた。太平洋の広さに改めて圧倒される。想像を超える広い戦場では国力の違いが物を言う。日本はこの広さに呑み込まれていった。この間、アメリカは国力の全てを傾け原爆製造に取り組んでいた。昭和20年8月6日の原爆投下まで、日本は奈落に落ちるように一直戦に突き進んだ。オバマの広島訪問は、この現代史の一コマである。

◇昨日、群馬県日中友好協会の理事会が行われた。27年度の事業報告と決算が図られ、28年度の事業計画、予算案が議題となった。私は会長として協会設立以来の歩みを語った。尖閣問題が起き日中が火花を散らす中、新生の日中友好協会は歩みを続けた。私たちの得た確信は、国家間が険悪な時も、否、むしろそんな時こそ、民間の交流が重要であることである。事業報告では、上海との青少年書道展の成功が語られた。充実した理事会で、文化担当の理事、経済担当の理事などの役割の分担も決められた。日米間、日中間は共に日本の存立に関わる重要事である。日本は二つの文明の接点にあって、重要な世界史的役割を担うべきことを実感した。上毛新聞の社長も出席され貴重な発言をしておられた。(読者に感謝)