人生意気に感ず「熊本の震度7。弘仁9年の赤城南麓大地震。ホーキングの奇跡」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「熊本の震度7。弘仁9年の赤城南麓大地震。ホーキングの奇跡」

◇遂に来たと思った。昨夜9時過ぎにテレビは熊本県の震度7を報じた。東日本大震災の時と同程度。その後、震度6強の余震が続く。昨夜の時点で死者9人、多数の重軽傷者が報じられている。これは、熊本だけで終わるのか。近い近いと言われる首都直下や南海トラフの前兆なのか。

 東日本大震災は、大災害の時代の幕開けだと言われた。眠りを醒ます刺激になったのか、その後日本列島は地震も火山も不気味に動き始め、各地で噴火や地震が続いた。大小の地震は連日のようで、その異常さに私たちは慣れっこになりつつあった。今回の巨大地震では、幸いなことに、津波はなく、原発も大丈夫だったらしい。しかし、大自然が更なる巨大地震が近いぞと警告を与えていることは間違いない。群馬は大丈夫という「安全神話」を捨てる時が来たと思う。

◇大正12年の関東大震災では、前橋も立っていられない程の激震であったし、弘仁9年(818)の大震災を想起しなければならない。

 この大地震については、「類聚国史」に山が崩れ谷を埋め死する者数知れずと記録されている。赤城南麓の大きな地割れ跡は、この地震である可能性が高い。私は現役県議の時、議会で何度か弘仁地震を取り上げ、現在の断層との関係を追求した。1200年程経っているが大自然にとって、ほんの一息の間。自然災害の対策は自然を知り、自然を畏れることから始めねばならない。

◇光速の5分の1の速度、3万年かかるところを20年で到達。車椅子の天才・ホーキングの宇宙人を捜す探査機。知的生命は、今や「存在するか」ではなく、「どこに」の時代。昔、私はUFO少年だった。既にアメリカはかなり前、宇宙人へのメッセージを刻んだプレートを載せた探査機を飛ばしている。

 ホーキングは、生きている。20歳の時、悪魔に魅入られたような難病に罹り、手も口も足も使えなくなった。この病では普通2~3年しか生きられない。発病以来54年も活躍。この人の存在自体が人類の奇跡であり、私たちに限りない勇気を与える。

 ホーキングは地球もいつか寿命が来て、他の惑星で生きる時が来るという。博士は宇宙人との接触は危険だと主張。価値観が全く違うのだから共存は不可能だろう。コロンブスの新大陸発見がもたらした悲劇の比ではない。しかし、それ以前に人類は滅亡するに違いない。(読者に感謝)