人生意気に感ず「トランプの敗北。バトミントン選手、闇カジノ。中国の横暴」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「トランプの敗北。バトミントン選手、闇カジノ。中国の横暴」

◇「トランプ大敗」、「トランプにかげり」、「潮目が変わった」等々、マスコミが一斉に大統領予備選について大きく報じている。5日、中西部ウィスコンシン州で実施された。共和党は保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員が大勝したのだ。

 先日、オバマ大統領がトランプの核政策をとらえて、こういう男は大統領に適さないと強く非難したが、米メディアは一斉にこれに合わせるようにトランプを攻撃。「不動産王」という面白く煽る表現も「実業家」に変えられている。指名争いの戦いは長い。長いことに意味がある。本物をみきわめるための過程なのだ。トランプは馬脚をあらわした。まだ、共和党のトップを走るが、その距離は縮まりつつある。共和と民主、両党の戦い、それぞれの党の中の激戦、これらはアメリカの民主主義の歴史が激しい試練を受けていることを物語る。

◇また、スポーツ界に衝撃が。リオでメダルも可能視されるバトミントンの桃田、田児選手が暴力団が関わる闇カジノの常連だったことが発覚した。「百万円単位で賭けていた」との証言も。ソ連の国を挙げてのドーピング問題が大問題になっている。日本よお前もか、という世界の声が聞こえそうだ。両選手は海外の大会に出て、18日に帰国。二人が待つ空港は大変な状況だろう。

 バトミントンのトップ選手はどういう見識をもっているのか。国の強化費が投じられている。賭博は刑法で禁じられた犯罪であることを知らぬ筈はない。JOCの方針は「礼儀を尊び規律を順守し、日本を代表するにふさわしい選手」を掲げている。脚光を浴びる選手は誘惑を断って身を慎まねばならない。スポーツは教育の柱として、全国の青少年への影響は限りなく大きい。暴力団の黒い影に近づくなどもっての外ではないか。

◇国際社会は中国の横暴を阻止できないのか。南シナ海に人工島をつくるなど実効支配の既成事実づくりは止まらない。3基目の灯台は、高さ55mで40キロ先まで照らす。フィリピン、ベトナム、マレーシアなどの周辺国のいらだちは想像に余りある。中国は超大国の実力にものを言わせて海洋国家を目指してなりふり構わない。日本の役割は大きい。中国を恐れる周辺国は日本を頼りにしている。太平洋戦争の教訓を真に活かして日本はアジアの真の共栄国づくりに貢献すべきだ。平和憲法を生かして。(読者に感謝)