人生意気に感ず「清原の保釈と薬の恐怖。球団と現金はどこまで。リベンジポルノの先」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「清原の保釈と薬の恐怖。球団と現金はどこまで。リベンジポルノの先」


◇清原が保釈された。繰り返される芸能人等有名人の薬物事件。欲望が渦巻く享楽の社会で心の芯を失った人々が流されていく。3人に1人が癌で死に、高齢社会は認知症の世界として行く手に広がっている。先に希望が見出せない人々は刹那主義になり暗い渕に落ちていく。精神の危機は日本の危機の最たるもの。日本の地盤が壊れていく。昨年あるところで、「享楽」の社会だと書いたら「何が享楽だ、直せ」と言われた嫌な思い出が甦る。

◇人間の人間たる由縁は脳細胞にある。薬物はこの脳細胞に食い込むのだから始末が悪い。私は「群馬ダルク」に関わりを持つが、依存症の体験者は、脳には影響が残り完全に消し去ることは不可能だと語る。

 膨大な量の覚醒剤が輸入されている。入手のために清原が度々群馬に来ていたことは覚醒剤が私たちの身近であることを窺わせる。初公判は5月17日に開かれる。清原は「一から出直し必ず構成することを決意しています」とメッセージを出し、かつての友桑田は「まずはゆっくり休んでほしい」と新聞で語る。何となく社会が「ご苦労さん」と同情している雰囲気にも。簡単にテレビへ復帰させている事実が続いてきた。人間を壊し社会を滅ぼす罪人を甘やかしてはいけない。

◇かつて、イギリスは中国、清にアヘンを売り込み、清がアヘン船を攻撃したことからアヘン戦争になった。中国が現在、覚せい剤の犯罪に関して死刑まである厳罰で臨むことには、このような歴史的背景があるのではないか。他山の石とすべきだ。

◇現金のやり取りで巨人に激震が走っている。既に摘発されている野球賭博の背景となっており、同じ土壌から発生していると、国民の目には見える。「声出し」とかに関し現金をやりとりしていた球団は巨人の他、楽天、ロッテ、阪神、西武、ソフトバンクに及び計7球団と分かった。スポーツを山に例えるならエベレストに当たるのがオリンピック。これも今、ドーピングで大揺れだ。

◇交際相手の裸を流出させるリベンジポルノが流行っているというから驚きである。リベンジは復讐を意味する。昨年1年間の警察への相談は1143件。氷山の一角では。リベンジポルノを規制する法の施行は2014年。昔は女性が裸を写真に撮らせるなど論外だった。漂流する日本の行き着く先は。(読者に感謝)