人生意気に感ず「ジカ熱は唯事ではない。清原逮捕の衝撃度。少年犯罪の闇。北のミサイル」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ジカ熱は唯事ではない。清原逮捕の衝撃度。少年犯罪の闇。北のミサイル」

◇ジカ熱の感染は大変なことになりそうだ。ブラジルでは先天的な脳の発育不十分とされる小頭症が先月30日までに404人。一週間前は270人だったというから急激な広がりである。小頭症の疑いで診断中が3,670件というから、今後の小頭症の確認数を想像すると恐ろしい。米本土では、帰国した発病者との性交渉による二次感染が報じられた。国際化で世界が一体となっている今日の状況から、日本への上陸もあり得ることだ。近づくリオの五輪に伴う恐怖はテロだけではないということだ。

◇清原逮捕の衝撃は余りに大きい。精神を揺する度合は巨大地震並である。プロ野球というスポーツの大きさと清原の輝かしい球歴ゆえだ。覚せい剤、注射器、ガラスパイプ、ストロー、携帯電話4台が押収された。携帯の分析から逮捕者が広がるだろう。

 注目すべきは、哀れな変化である。天国と地獄ではないか。家族を失った寂しさは、想像以上のものだろう。クスリの故に人間の破壊が進んでいたのではないか。改めてクスリの恐ろしさを思う。私が支援するダルクの人が語った。「一度依存症に陥ると完全に体から消し去ることは不可能です」と。

 スポーツ選手や芸能人の薬物事件が跡を絶たない。あの人もやったのだからという影響力は大きい。実際の刑罰も軽いのではないか。いつの間にかテレビに復帰する例も多い。

 警視庁によれば昨年の覚醒剤の摘発数は1万792人。大量の覚醒剤が日本に流入しているという。危険ドラッグの事態も深刻である。一般の市民にも黒い陰が広がっている。教育界も深刻に受け止めるべきだ。

◇上村遼大君のあどけない笑顔。この少年を殺した少年犯罪の恐さ。とくに、集団心理の恐ろしさを思う。第二回の公判が行われた。第一回のとき、極寒の川を裸で泳がせた、カッターで首を何回も切った等の事実が明らかになった。少年は集団化すると単独では有り得ない心理になる。異常心理の相乗作用でモンスターが出来上がってしまう。教育の責任は大きいが社会が犯罪少年を作りだしている。少年法の改正はやむを得ない。

◇北が長距離弾道ミサイルの発射を国際機関に通告した。安倍首相は「重大な挑発行為」と、そして米政府は「言語道断」と非難。世界のアウトロー。国民の大部分は事の本質を知らない。「拉致」が遠ざかる。日本の守りが問われる。(読者に感謝)