人生意気に感ず「甘利大臣の疑惑の行方。爆買いと中国人の実情」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「甘利大臣の疑惑の行方。爆買いと中国人の実情」

◇今日の国会審理は、甘利大臣の「政治とカネ」で荒れそうだ。TPP、参院選への影響が心配だ。週刊文春が疑惑を取り上げた。建設業者から口利きの見返りとして1200万円の金を受け取ったとされる。

 TPP関連法案は今国会最大の山場。甘利大臣は難しい交渉によく対応してきた。TPPの解決は安倍ノミクス推進のカギ。肝心な議論に入らず、疑惑追及に時間が割かれるだろう。今の国会の論戦を見ていると、野党は安倍政権に歯が立たない。そんな野党にとって、看板大臣、そして、政権の屋台骨の疑惑は天の恵みだろう。

 最近、佐田代議士の女性問題がまた週刊新潮に載ったが、それほど騒がれない。次元が違うのだ。真偽は分からない。進退問題に発展するか見守りたい。

◇2日間にわたる大雪は異常だった。どの道路も延々とした渋滞。異常気象の一場面だ。夏には集中豪雨が常態化していたが、それに冬の低温が重なれば、このような豪雪となる。事故が多発した。事故の大部分はノーマルタイヤだという。私は連日外出したがスノータイヤでよかった。北海道などは35m超の風速で巨木が倒れるなどの凄い被害。先日の震度5弱の地震と共に、今年の天下大乱を予想させるような自然現象である。今年は、人間界、自然界ともに何か起きる気がする。

◇明るいニュースといえば、空前の外国人観光客。その中でも中国人の爆買いが一際目立つ。それも中国経済の最近の低調から行先を危ぶむ見方がある。

 昨日、信頼出来る在日中国人が最新の中国事情を語った。慧眼の持ち主は中国が心配だと語る。爆買い現象は中国人が自国を信じないことの現われ、現在の中国人は国を信じない、人を信じないという状況が蔓延しているという。習政権は腐敗の追及を徹底して進めている。そのマイナス効果として、公務員は積極的な行動を控えるというのだ。何か頑張ると賄賂を疑われるからだ。「一党独裁は不変か」と質問したら、「中国の歴史で、漢でも清でも、崩れなかった政権はない」とこの男は語った。激変する世界の中で日本は特異な立場にある。西欧の価値観が壁に突き当たり揺れている。東洋の伝統と歴史を西洋の価値と調和し得るのが日本。そのために、日米同盟は重要だ。かつて、日英同盟で危機を乗り越えたことが想起される。(読者に感謝)