人生意気に感ず「傾くマンション。東洋ゴムの不正。西郷と聖書。謎の事件」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「傾くマンション。東洋ゴムの不正。西郷と聖書。謎の事件」

◇日本の企業は信頼出来る筈ではなかったか。三井不動産系の傾くマンションと防振製品の東洋ゴムの不正で社会は騒然となっている。

 かつて、姉歯という変わった名の一級建築士の不正設計による建物が世間を騒がせた。ああいうことは極く例外かと思っていた。今回の三井不動産とか三井住友建設という一流企業にも不正があったと聞くと、今日の騙し合い社会の風潮は社会全体に例外なく及んでいるのかと疑いたくなる。

 どこかの国で風もないのにビルが倒壊した事件が報じられたことがある。ああいうのを笑えないのが事実なのか。日本では巨大地震が近づいているのだ。マンションを支える柱が、基盤岩盤に届いていなかった。

 東洋ゴムの不正は3度目である。地震国日本にあっては大きな建物は免震装置としてゴムが使われている。巨大地震に対して大丈夫なのか。

 日本の技術は世界のトップレベルと言われ世界の信頼を得ている。金城鉄壁も蟻の一穴から崩れる。今回の2つの企業の不正を見てあらゆる企業は謙虚な姿勢で原点に立つ思いで足元を見詰めるべきである。

◇最近、珍しい本が贈られた。「聖書を読んだサムライたち」。幕末のサムライたちは、西洋の知識を求め、宣教師に接触している者が多かった。注目すべきことは、西郷隆盛が聖書を熱心に読んでいたということ。この本は、西郷の座右の銘「敬天愛人」の背景には聖書があると書く。平成20年鹿児島市の西郷南洲顕彰館で開かれた「敬天愛人と聖書展」では、西郷が聖書をよく読み、それを人に教えていたという証言が紹介されたという。

 このことを例に、筆者は「敬天愛人」は、新約聖書マタイ伝が出典箇所だと主張する。事実だとすれば興味をそそられる。幕府がキリスト教を厳禁した時代であるが、幕府の権威は衰え、反幕府の価値観、及び西洋の知識への強い関心をもっていた西郷が聖書に親しんだことは十分に有り得ることと思われる。

◇館林の女性死体遺棄から半年。遺体の主は、当時84歳の化粧品販売業者の萩原さん。同時期に行方不明となり遺体で発見された板倉町の40代女性と関係があるらしくこの人の車から萩原さんの血がついた衣服が見つかった。この二人の共通の足利市の知人女性が登場し、事情聴取が行われた。謎の事件の捜査は水面下で進んでいるに違いない。(読者に感謝)