人生意気に感ず「司法試験の不正。台風18号の意味するもの。高齢者転落死」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「司法試験の不正。台風18号の意味するもの。高齢者転落死」

◇司法試験の中枢に不正があった。正に驚愕。憲法の問題を受験生の女性に教えたのは明治大学の教授。試験問題を作成する試験官だった。司法試験は、裁判官、検事、弁護士などの入口である。最も公正が要求される試験。司法への信頼を傷つける事件である。仮に不正で試験を通った人が将来裁判官になり死刑判決に関わる。このようなことは想像するのも恐ろしい。今でも難関だが、かつては針の穴をくぐる程と言われ、現代の「科挙」と言われたことも。多くの人が人生を棒に振ったのだ。受験生が苦難に耐えたのは厳正さへの信頼だった。今回のようなことがあると昔から不正はあったのかと思ってしまう。

 憲法の論文試験の問題を教えた。受験生が作った答案は有り得ない程完璧で試験官が不信を抱いたというのだ。報道では、問題の教授は女性に答案論文の書き方まで指導した。

 この受験生は受験からはずされ、今後5年間受験資格を失う、教授は刑事告発された。いずれも当然のことだ。憲法を教える学者として正義の感覚はなかったのか。今後、この教授の漏洩の動機が追求されるだろう。せめて、変なことが絡んでいないことを祈る。女性受験者にとっては人生を棒に振る程の衝撃だろう。この事件は例外中の例外なのか。この試験制度の構造的な問題が指摘されることから、可能性としては他にも有り得ることである。

◇台風18号が接近し、山崩れ、都市の水びたし、避難する多くの人々。毎度のことであるが、変化の象徴に違いない。取材に応える多くの老人たちが生まれて初めてのことと発言している。専門家は何百年に一度の変化が近づいていると警告する。

 サメ、ハチ、ダニなど危険な生物が日本全体に広がっている。平和でのどかな日本の自然が今、危険な生き物に侵されつつある。

 今、この文を書いている時も、となりのテレビが台風情報を伝えている。関東、東海でこれから350ミリも降るという。くまなく35センチの高さに雨が降る。それが低い所に集中するのだ。人間は古来低い所に住んでいる。都市はほとんどが低い所にある。大洪水は想定外である。我々の前途にはノアの大洪水が待受けているのか。

◇3人の高齢者が転落死。多くの人は殺人と見ている。虐待の極致にゴミ扱いがある。人権感覚の欠如は物質万能の結果。注目したい。(読者に感謝)