人生意気に感ず「朝日支局長の逮捕。東北大の非常事態。文理佐藤学園も」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「朝日支局長の逮捕。東北大の非常事態。文理佐藤学園も」

◇朝日支局長・現行犯逮捕に驚く。校長、警察署長、裁判官等々の破廉恥罪にはもう驚かない私であるが、朝日の記者の逮捕には驚いた。酒気帯びで追突した。会津若松白虎町の市道で前の車に追突。本社は「関係者にお詫びする。厳正に対処し記者教育に徹底する」とコメントを出した。

 朝日といえば日本を代表する新聞で、社会の理想や正義を代表していると見られている。今回の酒気帯び事件は、こういう看板に泥をぬる行為だ。しかも、酒気帯び運転は過失犯ではなく故意犯である。支局長という責任ある地位の行為であるだけに、最近の朝日批判を思い出しながら、朝日とは何だと考えてしまう。

◇こちらも、なんだと驚く出来事。天下の東北大が「非常事態宣言」を出した。工学部で、学生職員の強姦、窃盗罪で、倫理観の危機を訴えて、工学部長名で宣言を出した。男子学生が女児の下半身を触ったことでの強制わいせつ罪、同じく男子学生の10代女性に対する強姦罪、更には学部職員の窃盗罪と続いた。掲示板に張り出された内容は「倫理観の欠如による人権侵害などの行為が相次いでおり慙愧の念に耐えない」、「大学が築いてきた信頼を大きく裏切る」等。

 大学は真理を求める知の砦である。研究の頭上には人類の進歩のためとか、社会への貢献とかの崇高な理念がある筈。これは、強制わいせつや強姦罪といった性犯罪と相容れない。学長は、知の砦がガラガラと崩れる懸念を抱いたのだろう。全国の大学は他山の石としなければならない。

◇学園の不祥事は続く。埼玉県の文理佐藤学園長の公私混同問題。学園の経費を私的流用したことが指摘されている。創業者の娘で、学園を私物化したところに問題があるのだろう。海外視察を繰り返し、領収書なしで膨大な支出を行った。学園の修学旅行先で単独行動をとり、カジノで遊んだことも報じられていた。父親の理事長は「わが子の教育が適切でなかった。生徒や保護者に申し訳ない」と語る。娘は都内に入院してしまった。

 この種の学園長の不祥事は学園もイメージを大きく傷つけるだけでなく、そこで学ぶ生徒のプライドを踏みにじる。営利企業の創業者一族が会社を私物化するのと訳が違う。全国にはこの種の私学が結構あるのかもしれない。(読者に感謝)