人生意気に感ず「震度5は前兆か。安倍首相は貫けるか。16歳少女の怪。戦没者追悼式」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「震度5は前兆か。安倍首相は貫けるか。16歳少女の怪。戦没者追悼式」

◇連日の地震には不感症になっているが、大分の5強には驚いた。13日午前3時頃大分県佐伯市で震度5強、そしていくつかの市で5弱の地震があった。マグニチュードは5・7と推定された。フィリピン海プレート内部で発生したらしい。北から南まで、日本列島がにわかに動き出した。地震も火山も。大丈夫と言われている群馬県にも地震と火山の不気味な動きが迫っている。

◇地震も火山も、鳴りを潜めていたのが群馬。この間に「安全神話」が広がった。専門家はこれを打ち破れと警告し続ける。人々は耳を貸そうとしない。古来、政治上の重大事と自然の大災害は奇妙に一致することが多かった。そして、このことは人々の不安を駆り立て政治不信を煽った。安保関連法案の採決の日がこの世相と重なっている。

◇安倍内閣と自民党は断固として採決を実行した。反対派は戦争法案と位置づけてヒステリック気味である。一方で符節を合わせたように8月の敗戦記念日が近づく。敗戦で、アメリカへの詫び証文としての憲法が生まれた。この事実は否定できない。そして、その中身は素晴らしいが現実に合わない面がある。改正は詫び証文だからではない。

◇16歳少女が医療少年院送致になる。あの少年Aと同様に。長崎家裁の決定の中味は衝撃的で信じ難い。曰く、「不安や恐怖の感情が弱く決めたことは迷いなく完遂する性格」、「無防備の友人に想像を絶する苦しみを与えて生命を奪い人の尊厳を踏みにじった快楽殺人で残虐さと非人間性には戦慄を禁じ得ない」と。

 猫殺しから殺人の欲求に。高1少女を殺し自分の父親も殺そうとした。家裁は、刑罰では改善出来ない、矯正教育と医療支援で矯正の可能性はあると判断した。人間とは何かを考えさせられる。

◇70回目の終戦の日。戦没者追悼式で、18歳未満による献花が行われることになった。戦没者のひ孫世代。戦争を知らない世代が社会の大半を占めるようになりつつある。戦没者の霊にとって最大の願いは平和である。そのためには若い世代に戦争の悲惨さを受け継いでもらうことが重要である。18歳未満の献花にはこの意味がある。

 群馬県の慰霊祭も参加者が年々少なくなっている。私は高校生の参加者を主催者に呼びかけてきた。毎年男女の代表者のみが出席するがもっと規模を増やし集いの中味を実のあるものに出来ないか検討して欲しい。(読者に感謝)