人生意気に感ず「日韓動く。原発は廃止すべき。教師のわいせつ」
◇日韓との関係が劇的に動き出したことを感じる。両国にはお互いを必要とする深刻な事情が存在する。韓国には、マーズがあり、追い詰められた北朝鮮が迫る。北は歴史的な干ばつに見舞われているらしい。北朝鮮の状況は日本にとっても脅威である。その上、日本には外に向かおうとしている危険な中国の問題がある。日韓両国は共に深刻な内憂外患を抱え、それらは影響し合っている。日韓の連携、日米韓の同盟の絆は三国にとって増々重要になっている。その中心となっているのが日本である。私たちは歴史的大転換点を生きる。このことをよりよく理解するためには歴史を知らねばならない。
◇沖縄戦と韓国問題が6月22日、23日と足並みを合わせたように騒がしいのはなぜかと人に訊かれた。沖縄戦が組織的戦闘の幕を閉じたのが70年前の6月23日、韓国が日本の植民地支配を清算して国交正常化に踏み切ったのが1965年6月22日だった。共に日本の現代史を築く上で極めて重要な出来事。ある意味で日本民族が血の海と決別し平和国家に生まれ変わる契機ともいえた。
◇知事選の中で、原発政策に関して大沢候補が次のように発言している。「国民生活、産業構造、地球環境などに大きな影響を与え、高レベル放射性廃棄物の最終処分の問題も抱える。国として責任あるエネルギー政策を進めて欲しい」
福島原発事故の原因とその後の状況、そして、迫る巨大地震の恐怖。これらを真剣に考えた場合、「国として責任あるエネルギー政策」とは何か。それは「3・11」を徹底的に反省するものでなければならない。国家の任務は経済の発展か、それとも国民の生命と安全か。この比較は火を見るより明らかな筈。この点を過ったために人災として原発事故は起きた。「3・11」後、反省を生かして日本は変わることが出来るのか、このことが今、正に問われている。もう一度、更に巨大な南海トラフ型の地震とそれに伴う巨大津波に襲われて原発が壊滅した時、間違いなく日本は変わるだろう。しかし、それでは遅いのだ。私は小泉元首相の勇気と見識を評価する。「君子は豹変す」、安倍首相よ、今からでも遅くないのだと言いたい。
◇気になるニュースがある。伊勢崎の中学教師が女児に裸画像を送らせたことで逮捕。教師の携帯から2万点のわいせつ画が見つかった。真面目で生徒から慕われていたという。この種の事件をどう理解したらよいのか迷う。(読者に感謝)