人生意気に感ず「国会論議に求められる至誠。神社に油。英語新テスト」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「国会論議に求められる至誠。神社に油。英語新テスト」

◇安倍首相は「私の発言に関して重ねてお詫び申し上げる」と頭を下げた。辻元議員の「早く質問しろよ」とヤジを飛ばしたとされた。集団的自衛権行使を可能にする法案の審議。日本国にとって最重要な法案。国民の多くは「安倍政権が国民に十分に説明しているとは思わない」。私の耳にもこういう声が聞こえる。

 尖閣や南シナ海での中国の目に余る横暴は、憲法9条を改めて国民の前に晒し、同時に自衛官のリスクを現実のものとしている。だから真摯な分かり易い説明が求められている。

「リスクは高まらない」と語るが、国民は誰もそうは思わない。平和を維持し国民の生命を守るために必要なのだという高い理念と決意が伝わってこない点が根本的に重要である。

 従来の憲法解釈を変え、参考人の憲法学者はそろって「違憲」と述べた。首相には今、国民に対して最大の「至誠」が求められている。

 岸さんの頃の安保騒動が思い出される。今の若者は自分たちのことなのに戦おうとしない。自民党の一強態勢の危機につながる。驕りがあってはならない。安倍さんが尊敬している筈の吉田松陰が「至誠」を訴えている。

◇奇怪な事件が注目され出した。奈良東大寺の大仏殿や京都の清水寺など全国の寺社などに油のような液体がまかれた事件。器物損壊罪、あるいは文化財保護に反する犯罪に当たるだろうが、懸念される点は新たなカルト教団の姿だろう。

 逮捕状が出たのはニューヨーク在住の日本人医師。日本に百人以上の信者がいるという。「私は戦うために兵士として日本に遣わされた。悪霊を追い出した証として油をまいている」と語る。満たされない日本人の心にカルト教団の影が伸びる。オウム真理教の再来を想像する声もある。感化された信者が寺社に油をまいている可能性も指摘されている。油をまくこと自体は微罪かもしれないが、心に何かが根を下ろせば次なる行動につながる。健全な社会を維持するために注目を続けなければならない。

◇文科省は、全ての中3に平成31年度から英語の新テストを導入すると発表した。義務教育段階で英語力の底上げを図るためだ。読む、聞く、書く、話すの4技能。国際化教育が大きく加速する。聞くと話すが重要になるだろう。(読者に感謝)