人生意気に感ず「選挙事務所の挨拶。サカキバラの判決文。げすの勘ぐり」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「選挙事務所の挨拶。サカキバラの判決文。げすの勘ぐり」

◇14日午前9時、選挙事務所で挨拶した。「8350票は貴重な財産です。これを今後に生かすか否か、皆さんが真剣に考えて下さい。振り返って、私は私の初陣の頃を思い出します。家族、兄弟、親族が結束して頑張りました。この結果が社会の信頼を得る役割を果たします」。家族や親戚に頼らない選挙が理想である。しかし、初陣は特別。また、親せきがなければ別だが、あって乱れているとマイナス要因となる。ゆうじ君がかわいそうであった。様々な障害を乗り越えて再起を期す覚悟があるか。今こそ、ゆうじ君の志が本物かどうかが問われる。「ゆうじ君の断固とした決意があれば別ですが、私は今後一切選挙はやりません。当初の計画なのです。明日は、人生の新たな舞台の一歩を求めてアメリカに出発します」と私は宣言した。

◇「殺したかった」、「誰でもよかった」と動機の不可解な少年事件が増えている。動機の心の深層に棲む怪物。それがどのようにして生じたのか。それを解明せねばならない。あの酒鬼薔薇聖斗家裁審判は重要なヒントを提供する。文藝春秋に載った審判決定の全文を読んだ。少年事件を考える原点である。幼少期母親が厳しかった。作文に「お母さんはまかいの大ま王です」と書く。祖母に助けを求める少年。少学5年の時祖母が死に生まれて初めて「悲しい」感情を経験。放心状態に。この頃から、ナメクジやカエルを解剖。「その内臓を見るのが楽しかった」。空想の醜い小人の少女を創造し一人会話を楽しむ。少年が自分の守護神とあがめるバモイドオキ神が夢の中に現れる。ヒットラーの「我が闘争」に心酔。5年生としては非常に早熟である。6年生のときネコ殺しを始める。腸を引出し・首・脚を切る。焼き殺したことも。ネコを虐待していると性的に興奮し初めて射精。中学1年、異常性は高進。人間の腹を割き、内臓にかみ付き、貪り食うシーンをイメージしながら自慰にふける(判決文にあること)。学校の授業中でも殺人の場面が白昼夢として色と音付きで生々しく現れる。遂に平成9年5月被害者をタンク山に連れ出し首をしめて殺害。その後金鋸で首を切断。そして、医療少年院に入り長い年月が過ぎた。完全に真人間に戻り現在静かに日常生活を送っていると伝えられる。一連のドラマは子供が誰でも環境により獣となりまた治療により人間性を取り戻すことを示す。無数のサカキバラ予備軍がいるに違いない。

◇昨夜、ある飲み会で中村さんがあんなに真剣なのは金をもらっているからと言う人がいると言われた。「げすの勘ぐり。金で狂気になれるものか。一銭でももらっていれば大勢の前で罵倒できるか」と一笑に付した。(読者に感謝)