人生意気に感ず「菓子組合の新年会。イスラム国の呪文。県会で楫取」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「菓子組合の新年会。イスラム国の呪文。県会で楫取」

◇昨夜は菓子組合の新年会があった。お菓子は前橋の伝統文化。菓子作りを継ぐ人々には文化人や知識人が結構いる。新聞で川柳の選者をつとめた人がいたが、この人は数年前アンコの機械に巻き込まれて亡くなった。元県教育委員会委員長は現役の菓子職人。安政年間創業の業者が2軒ある。三俣せんべいと原嶋まんじゅうである。安政といえば、安政の大獄、吉田松陰の処刑などを思い出す。安政6年(1859)に処刑さえた松陰は30歳、この年楫取素彦は31歳だった。

 こんなことを想像していると組合長の原嶋さんが挨拶に立って楫取の話を始めた。「2年前中村さんの楫取素彦読本を読んで面白いと思いました。その中の楫取がNHKの大河ドラマに登場するとは驚きです」というもの。

 席に戻って私と話す中に、「楫取県令はきっとうちの焼きまんじゅうを食べていますよ」昔は菓子屋は少なかったし、県庁にも近い名物の原嶋屋のこと、私も同感し「記録が残っていれば面白いですね」と応じた。

 私は挨拶の中で述べた。「現在、群馬は上昇気流の中にいると言われます。これをムードに終わらせることなく定着させるには伝統文化の尊重が大切です」、「私は今期で引退し文化活動に専念します。政治のバトンは若い萩原ゆうじ君に渡します」

◇後藤健二さんの新しいメッセージが出た。モスルの現地時間29日の日没までにトルコ国境でリシャウィと交換できなければヨルダン人パイロットは即座に殺害されるだろう」これを告げるアラビア文字が奇怪な呪文の文字に見える。この呪文に日本と世界が振り回されている。発信元の狂気の集団をつぶすために超近代兵器が投入され、1万数千人の世界の若者が呪文に縛られたように「イスラム国」を助けようとしている。理解できない不思議さがある。後藤さんの無事解放を祈るばかりだ。

◇2月16日から県議会が始まり、その中で私は県議生活最後の一般質問に登壇する。その1項目として、「教育県群馬の復活」を取り上げようと思う。近代群馬の基礎を築いた県令楫取は群馬を発展させる柱の一つを教育に求めた。道徳教育に力を入れ、県内各地の小学校を自ら訪ね励ました。そして、西の岡山東の群馬と言われるまでになった。平成24年の5月議会で初めて楫取を取り上げたが、それを踏まえ、私の教育の発言の締めくくりにしたい。(読者に感謝)


☆私の後継者、萩原ゆうじ君は慶応卒・30歳の公認会計士。知性と信頼をと意気込む。