人生意気に感ず「迫る期限・交渉人は。命のビザと杉原千畝。八ッ場着手」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「迫る期限・交渉人は。命のビザと杉原千畝。八ッ場着手」

◇湯川さん後藤さんはどうなるのだろうか。期限は今日の2時50分頃とされる。重苦しい緊張が日本中を支配している。政府は「ありとあらゆる可能性の中で全力を尽くしている」と強調。日本という国は2人の国民を救えるか。身代金支払いの期限が余りに短い。

「あらゆる可能性」の中で、注目する人物が現れた。イスラム法学者の中田氏。元同志社大学教授。イスラム国の司令官と親しいという。政府の要請があれば交渉を仲介すると述べている。中田氏とはどんな人物か。イスラム国とどんなルートを持ち何が出来るのか知りたい。政府は中田氏と当然接触しているだろう。

◇中田氏は、要求されている2億ドル(約236億円)を、イスラム国の難民に赤十字を通じて医薬品などの支援物資として提供することを提案している。テロに屈して身代金を払うことにはならないというのだ。イスラム国側がこの形を受け入れるとすれば妙案だと思う。

◇安倍首相の行動を世界が注視している。その視線の中に、国粋主義者と見る向きがあるのが気になる。誤解されていると思う。このことに関して、最近、ナチスのユダヤ人大虐殺追悼の記念館で、安倍さんが杉原千畝に触れている姿に心を打たれた。外交官杉原は第二次大戦中、政府の方針に逆らって、ユダヤ人に「命のビザ」を発給し、6千人の命を救った。杉原こそ、第二次世界大戦中に、日本人が示した良心の象徴であり、その勇気は武士道に通じる。現在、この杉原千畝をもっと学校で教えるべきである。安倍さんは良いメッセージを発信した。

◇国は八ツ場ダムの本体工事に着手した。私は推進議員連盟の会長として関わってきた。利根川の治水と利水に関わること。賛否を巡り激しい攻防が繰り返されてきた。最近、異常気象が常態になったことは必要論に一つの根拠を加えることだと思う。2月7日、私は起工式に出る。

 計画浮上のきっかけは昭和22年(1947)のカスリン台風だ。私が小学校に入学した年。朝登校途中の川は激流が逆巻き、早期下校後に橋は落ちた。関東だけで1,100人が死んだ。あれから63年。カスリンの再来は現実的である。利根の下流には巨大都市が広がる。八ツ場は下流都県の多くの人々の安心を支える砦になるだろう。(読者に感謝)



☆私の後継者、萩原ゆうじ君は慶応卒・30歳の公認会計士。知性と信頼をと意気込む。