人生意気に感ず「子供を殺す狂信集団。花燃ゆの行方。楫取試写会」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「子供を殺す狂信集団。花燃ゆの行方。楫取試写会」

◇141人の児童生徒が撃ち殺された。マララさんを銃撃した「パキスタン・タリバン運動」が犯行声明を出した。過激なイスラム主義者だというが、正に神をも恐れぬ所業。イスラムの教えに忠実と称し、女子教育の不要を訴え、欧米風の教育を憎むが「あなたたちはコーランを学んでいない」という言葉があてはまる。ノーベル平和賞のマララさんがこのテロ行為を非難したものだ。

 床に伏せ、自ら口にネクタイを突っ込んで声を抑え、死んだふりをした生徒は「迫ってくる黒いブーツを一生忘れないだろう」と語った。自爆用のチョッキを着た実行犯は女性教師を撃ち殺して「神は偉大なり」と叫んだ。彼らにとって神とは何なのか。

 国連事務総長は「勉強中の無防備な子供を襲うのは卑怯者だ」と非難。オバマは「最大限の言葉で非難する」と声明を出した。

 実行犯は世界を敵に回した。一片の正義も見いだせない非道を神の名で平然と行う。このような人々と私たちの世界は日常的に向き合わねばならない。現代の不思議としか言いようがない。

◇昨日、「花燃ゆ」推進協議会の第2回総会があった。県と市町村の幹部からなるメンバーが一堂に会して、ドラマ館のことや、県内連携について協議した。文化の推進についてこれだけの体制が出来たことに驚く。同時に、表面的、一過性に終わることを危惧する。「花燃ゆ」のドラマは1年。風と共に去りぬであってはならない。観光だけに力を注ぐのではなく、歴史と文化の根を群馬の大地に下ろす機会にしなければと思うが、メンバーに直接の教育関係者がいないのが残念だ。民間の団体では楫取素彦顕彰会会長の私が顧問として参加。

◇「楫取素彦読本」が売れている。現在第10刷だが、昨日は複数の書店から計400冊の注文があった。310円なので利益は薄いが群馬の近代史を広める先兵の役目を果たしている。勝負はこれからで「花燃ゆ」は踏み越えていく一里塚に過ぎない。

◇12日、13日に行ったドキュメンタリードラマ「楫取素彦物語」は概ね好評だった。文化の本質には時流に迎合しない反権力の要素も必要だろう。1月18日(日)、萩市の映画館で試写会を行う。萩・防府両市の顕彰会と連携することに。講演をした明倫小・椿東小の生徒たちにも見てもらいたいと密かに胸を躍らせている。(読者に感謝)