人生意気に感ず「また小6の死。萩の講演を説明。はやぶさを教室で」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「また小6の死。萩の講演を説明。はやぶさを教室で」

◇5日の常任委員会で私は小6男子の死を取り上げた。伊勢崎の小学生、フィリピン生まれ、学校になじめずトラブルもあった。自殺の可能性有り。私は直ぐに平成22年11月の上村明子ちゃんの自殺を考えた。明子ちゃんも母親はフィリピン。状況が似ている。あの時は学校の事後の対応が悪くて訴訟になり、最近やっと和解となった。私は、「明子ちゃんの死を無駄にするな」と訴えてきた。今回、私は、「学校の責任の有無とは別に男児の親と誠意ある接触をすべきだ」と主張。教委は調査と並行して学校は接触していると答えた。事態の推移を見守りたい。

◇この日、もう一つ、萩市の小学校講演を取り上げた。ぶ厚い感想文の束を示して、2つの小学校の状況を説明した。学ぶべき点が多いのである。11月18日、午前に明倫小、午後に椿東小で「楫取と松陰」について講演し確かな手ごたえを得た。歴史を踏まえた校風が教育を支えていること、特に「朗唱」の効果を話した。昔は「素読」をやらせた。例えば論語を意味を考えずに口ずさむことで、子どもの心に何かが育つのだ。現代の「素読」を実現すべきだ。教育委員長と教育長に見解を聞いた。校長会などを通して勧めると、教育長は答えていた。感想文には生き生きとした子どもたちの心の反応が現れていた。

◇そうだ、もう一つ取り上げたことがある。「社会が目を見張るような出来事を教材として教室で生かすべきだ」ということ。私は「はやぶさ2」を子どもたちに伝えたい。理科離れの現状に一石を投じる意味がある。それよりも大きいのは、人類の起源と未来に関わることで、限りないロマンと夢を与えることになる点だ。そして、更に、日本人に誇りと勇気を与える事実なのだ。惑星に到達し、物質をえぐり取って返ってくる。6年間、52億キロ。計算し、コントロールする技術は想像を遥かに超える。人類はここまで来た。

 1969年人類は初めて月に到達した。この計画の指導者は、ナチスの下で長距離ミサイルを開発したフォン・ブラウンだ。彼は死の直前娘のアリスに語った。「宇宙への飛行は生命の起源を探るためだ。宇宙は生命の故郷だ。生命の起源を知ればガンの治療も可能となる」彼は末期のガンに侵されていた。フォン・ブラウンが目指した先に「はやぶさ2」がある。NASAは、2030年代に火星有人飛行を目指す。宇宙時代の夜明けである。


☆私の後継者、萩原ゆうじ君は慶応卒・30歳の公認会計士。知性と信頼をと意気込む。