人生意気に感ず「仙台を走る。不思議な縁。解散の風。セウォル号判決」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「仙台を走る。不思議な縁。解散の風。セウォル号判決」

◇朝、仙台市街を走る。寒すぎもせず、頬をなでる冷気が心地よい。広い街路に黄色い銀杏の葉が舞っている。浄土宗の寺が多い。横道に入るとおやっと思う光景が目に入った。ビルの間に、間口の狭い店屋が開いている。昔が姿を現したような雰囲気に誘われて一歩踏み入れた。履物屋の老夫婦は客でもない妙な男を旧知のような笑顔で迎えた。ご主人は昭和11年生まれ、浄土真宗の檀家総代、奥さんは昭和18年生まれ。「年金で食べられるのよ」満月のような奥さんの顔は年輪を刻んでいるが笑顔は若い。浄土真宗ということから前橋の清光寺と楫取素彦まで一気に話が弾んだ。目の前のホテルに走って「読本」を持ち帰り贈呈した。楫取が取り持つ縁が生まれた。旅の楽しみとはこんなものだろう。

◇宮城県議会での挨拶では「昨日は11日で」と大震災のお見舞いを申し上げた。事務局長は、「50年先を見据えた創造的復興を目指す。新しい民営化法を踏まえて仙台空港を国内民営空港の第一号にする」等説明した。破壊と創造。東北の歴史は、繰り返す津波被害を乗り越えた連続の姿なのだと思った。

◇委員の間で解散の話が持ちきりであった。小渕、佐田、上野、宮崎等各氏の噂も。消費再増税の延期と年内解散が濃厚になった。12月2日公示で14日投開票と具体的な日程までが紙面に踊る。電光石火とはこのことだろう。

 統一地方選・県議選がどういう影響を受けるかも気にかかる。私は12月8日に「感謝の集い」を行い萩原ゆうじを登場させる。戦略とすれば、衆院選を巧みに利用することになる。

◇セウォル号沈没事件は、タイタニック号沈没のように歴史に残る事件となるだろう。4月に発生したこの事故では、修学旅行中の高校生等295人が死亡し、9人がなお行方不明となっている。真っ先に脱出した船長には死刑が求刑され、韓国地裁は懲役36年を言い渡した。

 緊急事態の船長はなぜ真っ先に脱出したのか。韓国国民の精神の堕落を象徴する出来事ではないか。朴大統領は「殺人に等しい行為」と非難した。殺人を認定すれば死刑となった筈。地裁は司法権の独立を守ったと評価する向きがある。上級審ではどうなるのだろう。韓国の司法は政治に動かされると言われてきた。大統領の命令で特赦される例がよくある。大韓航空機爆破で死刑判決を受けた金賢姫が特赦されたのもその例だ。今後を注目。(読者に感謝)
☆私の後継者、萩原ゆうじ君は慶応卒・30歳の公認会計士。知性と信頼をと意気込む。