人生意気に感ず「防府の楫取顕彰会。県のエボラ対策。道州制の行方」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「防府の楫取顕彰会。県のエボラ対策。道州制の行方」

◇防府市の楫取素彦顕彰会会長の毛利元敦氏と県庁レストラン「くろまつ」で会った。毛利さんには昨年、群馬の顕彰会一行が訪ねたとき、大変お世話になった。今回、もっと丁寧にお迎えすべきであったと悔いが残る。前橋市の担当者は一行の来橋を顕彰会に知らせなかった。くろまつで食事をしているという情報を得て駆け付けたのである。毛利さんは私に対するお土産まで用意しておられた。くろまつでは「中村さんが見えないのでどうしたのかと思っていました」という声があった。

「何故知らせなかったのか」私の質問に納得できる答えはなかった。

私はバスに乗り込んで改めて歓迎の挨拶をした。「大河ドラマは一年で終わりますが、顕彰会は、それを超えて楫取の顕彰運動を続けていきたい」と。せめて昼休みに挨拶できたことが救いであった。公務員の誠意とか姿勢について考えさせる出来事であった。

◇県と群大病院はエボラ熱対策に本格的に取り組むことになった。エボラ熱が世界に広がっている。素人の考えだが、ウイルスはそれぞれの所で増殖するから広がれば広がる程、手におえなくなる。羽田空港で発熱が認められた男性は幸いなことに陰性だったが、飛行機には多くの同乗者がいた。これは、もし男性が陽性であった場合、ウイルスが他に感染する可能性があったことを意味する。発症・発見前の感染を防ぐことは不可能だろう。だからエボラは今後も世界に広がるだろう。

◇県内でエボラ患者を受け入れることが出来るのは群大病院だけ。しかし、せっかくの病院機能もエボラに対応するためには準備態勢が必要だ。感染者の移送、情報の伝達方法、使用する車、スタッフ、防護服などなど。図上訓練が不可欠だろう。

 県内にエボラが現実に発生した場合、新型インフル以上の深刻な事態に陥る。正に地方の力が問われる。災害に対して安全神話が支配する本県にアフリカ発のエボラという未知の敵が近づいている。

◇日本という国のかたちをどうするか。これが道州制の問題の根本である。今日の閉塞状態を打破して日本が活力を取り戻すには道州制が有効だと思う。佐田玄一郎さんは道州制反対の構想を、この問題の責任ある立場で打ち出した。根回しをした発言かと思っていたら拙速だったらしい。いくつかの県が一つになることで、他の一国以上の力を発揮できる。夢を実現する研究を続けるべきだ。(読者に感謝)