人生意気に感ず「中国人のマス釣り。日中子ども書道展。エボラ迫る」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「中国人のマス釣り。日中子ども書道展。エボラ迫る」

◇タージャハオ(皆さんようこそ)、ツアオシャン・ハオ(お早うございます)、テンチー・ヘンハオ(お天気が大変良いですね)、チェンダオタージャ・ウオヘンカオシン(皆さんに会えて大変嬉しいです)。私が中国語で語り出すと、一語ごとに歓声が上がった。日本人から母国語の挨拶を聞くのが嬉しいのだ。

 中国残留帰国者協会のマス釣り大会である。敷島公園の池には約170人の人々が集まった。中国人は釣りが好きだ。太公望の故事と関係あるかも。多くは日本国籍を得ている。中に混じる残留孤児は70代中ばになった。来賓の中にはシベリア強制抑留を経験した80代の元気な老人の姿もあった。人々を前に満州の歴史が甦る。来年は終戦70周年。体験談の編集を計画している。

 萩原ゆうじ君がマイクを握った。「中村先生の後継者として頑張ります。今、知っている中国語は二ィーハオだけです。これから中国語を勉強します」と話すと一斉に拍手が起きた。

◇先日、書道協会の幹部と日中友好協会との間で、日中両国の子どもたちの書道展実施についての会議があった。上海と群馬県の子どもたちの書、各50点ずつを展示する。

 主催は群馬県日中友好協会と上海人民対外友好協会。群馬県書道協会が共催する。中国は書の原点。書の交流を通して真の日中友好が育つことを願う。来月、20日からの上海訪問で計画を詰めることになる。

◇県は、「上野三碑」を「世界記憶遺産」登録に申請することになった(24日)。世界記憶遺産は、世界的に重要な文書、書籍、絵画などを「世界の記憶」として登録し保護するユネスコの事業。三碑は多胡碑、山上碑、金井沢碑。多胡碑は、初代県令楫取素彦が注目し保護した。碑亭をつくり、碑文を書として中国に紹介し世に広めるきっかけをつくった。

 三碑の登録については県議会で提案されたことがきっかけになっている。富岡製糸場の世界遺産登録、並びに国宝指定と共に、群馬の歴史文化を発展させることになる。県民の文化への理解が進み心が豊になることを願う。

◇エボラ熱の恐怖がヒタヒタと迫る。感染者は1万人を超え、死者は5千人に近づく。西アフリカのリベリアが感染者、死者ともに最多。この感染者、死者の増え方は唯事ではない。国は、黒い影の上陸を食い止めねばならない。(読者に感謝)