人生意気に感ず「気象庁の責任。嬬恋と島原。男性の育休。皇族の結婚」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「気象庁の責任。嬬恋と島原。男性の育休。皇族の結婚」

◇9月27日の神の山御嶽山の噴火が戦後最大の犠牲者を出した。気象庁の責任はどうなのか。各地の活火山の今後を考えるとき、教訓として活かさねばならない。9月に入って火山性地震が急増していた。5回、10回、50回と日を追って増え11日には85回だった。なぜ警告を出さなかったのか。 秋の観光客でにぎわっていた。警告は業者に打撃を与える。人命を重視するなら空振りを恐れず警告すべきだった。これが最大の教訓ではないかと思う。

◇43人の死者を出した平成3年(1991)の雲仙岳噴火が今回の引き合いに出される。平成20年に長崎県庁を訪れた時、私は平成3年の長崎新聞を入手した。それには嬬恋村の村長が島原市役所を訪れ、昔助けられたお返しにと新鮮なキャベツ10トンを寄贈したことが書かれていた。天明の大噴火の時嬬恋村は細川藩から多大な救済金を受けとったのだ。

◇浅間が不気味に沈黙している。過去の上毛新聞には「大噴火」の表現を使った記事がたびたびある。浅間山が大噴火・天地震撼の爆声(1911年)、浅間山が大爆発、噴煙もうもうと天に沖す(1931年)、浅間山が大噴火す、24分間も前橋に降灰(1950年)、浅間山が大爆発・噴煙が8千m上がる(1958年)等(「群馬の20世紀」より)。今こそ、あの天明3年の大爆発の惨状を改めて見つめ直す時ではないか。

◇男性の「育児休業取得」が動き出した。13年度、100人以上の男性が「育休」を取得した企業は、日本生命の503人を筆頭に6社にのぼった。男性の育休取得は女性の子育てを助け女性の社会進出を支える。人口減対策上も重要。日生は、13年度、対象男性の全てが取得、育休の利点をまとめた冊子を作成した。

 このような動きは企業のイメージアップにつながるから今後加速するだろう。このような企業で女性が第2子、第3子を出産する割合が増えるか注目したい。かつて男性の育児休業など考えられなかった。群馬県庁でも皆無に近い状態だと思う。所属企業の雰囲気、上司の理解が大きな鍵だ。

◇高円宮家の次女典子さんと出雲大社の神職千家国麿さんが結婚された。41歳と26歳。私の周りも40歳を超えた独身男性が多い。今回のご結婚は彼らに良い影響を与えるのではないか。良い家庭を作られればその影響は大。(読者に感謝)

私の後継者、萩原ゆうじ君は慶応卒・30歳の公認会計士。知性と信頼をと意気込む」