人生意気に感ず「幼児殺害に懸賞金。デングとエボラ。支持率急上昇」
◇栃木県には幼児の殺人事件が多い。群馬との県境には未解決の事件が集中し、私は何度か議会で取り上げてきた。
2005年12月、日光市の吉田有希ちゃん(当時7歳)が殺された事件につき、逮捕に結びつく有力な情報を提供した2人に、警察庁は総額300万円の公的懸賞金を支払ったと公表。遺族も私的懸賞金200万円を支払らった。
公的懸賞金支払いは、千葉県で2007年に起きた英国人女性殺害事件、オウム元信者だった菊地直子と高橋克也が逮捕された事件などに続き5例目。
捜査への協力は国民の義務とはいえ、面倒なことに関わり合いたくないなどの理由で情報を知りながら提供しない人がいる可能性は常にある。高額な懸賞金がもらえるとなれば話は別だ。この制度が定着すれば捜査に役立つ情報が増えるだろう。
◇栃木と群馬の県境わずか20キロ圏内で数年おきに計5人もの幼女が誘拐された。そのうち4人は殺され、横山ゆかりちゃんは今も行方不明。同一真犯人の可能性が高い。パチンコ店での誘拐が3件。目撃者は語った。「女の子が男の前をちょこちょこ歩いていた」と。私は県議会で何度か質問した。時と共に事件が闇の中に消えてゆく。真犯人逮捕が最大の防犯なのに。もう一度、懸賞金で社会に呼びかけたらどうだろう。
◇デング熱が止まらない。各地の公園で蚊に刺され感染者が出ている。15都府県で計96人。私は蚊に刺されることを余り苦にしなかったが、今は気にするようになった。書斎では蚊とり線香をたいている。小さな針からウイルスが注入されると思うと許せない。こいつ誰かの血を運んでいるかも知れないと想像したりする。
◇一方西アフリカ4カ国のエボラ熱の死者は6日の時点で2,296人に達した。感染者は4,293人。感染者はもっと多いに違いない。日本に入る可能性はある。こんなに世界が小さくなっているのだから。その時は新聞、テレビのトップニュースになる。防止策を国民に知らせるべきだ。
◇小渕優子さん、石破氏、谷垣氏などの閣僚登場が安倍政権の支持率を引き上げている。ある新聞の調査では64%に。内閣改造前と比べ13ポイント上昇した。私の周りの多くも安倍さんはよくやっていると見ている。日本の上昇の力は、長期安定政権が養うことになる。(読者に感謝)
☆私の後継者、萩原ゆうじ君は慶応卒・30歳の公認会計士。知性と信頼をと意気込む