人生意気に感ず「福島原発所長の証言。プーチンの来日は。中共建国記念に」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「福島原発所長の証言。プーチンの来日は。中共建国記念に」

◇3年半前のあの悪夢が風化しつつある。過酷事故と表現された。二度の原爆の悲劇を味わった日本にとって三度目の原爆爆発ともいえる福島第一原発事故。

 事故の最も核心にいた責任者吉田所長の調書の全容が判明した。吉田所長は東日本が壊滅することを想像したという。このことからいかに事故が深刻だったかが分かる。又、「水素が建屋にたまることに思いが至らなかったことは原子力屋の盲点だった」、「腹を切ろうと思った」とも語っているのだ。

 私は当時、報道が、福島第一原発事故を、チェルノブイリと同列に論じていることに大げさなと思ったことがある。吉田所長の証言は報道が決して大げさでなかったことを物語る。巨大地震が近づき、忍び寄る黒い影の下に多くの原発がある。私たちにとっての最大の課題が原発であることを改めて思う。

◇戦後70年が経過するのに未解決なのが北方領土。プーチンの下で解決が期待されたのにロシアのウクライナ侵略問題でおかしな状況になった。プーチンは国際的孤立から逃れるため日本に近づこうとしているように見える。

 プーチンは予定通り訪日の考えらしい。日本の本音は北方領土を解決したいのだが、アメリカと共にロシアに制裁を加える立場にある。プーチン受け入れによってアメリカとの関係悪化を安倍さんは懸念する。プーチン来日を歓迎する環境は整わない。プーチン来日は風前の灯か。

◇もう一つの重大な国際関係は中国。福田元首相が習近平と極秘会談をし、日中関係が動き出そうとしている。中国は強かな国。日本は手ごわいが必要な国と思わせることが重要だ。安倍政権の強い姿勢は功を奏している。問題は靖国参拝。私は止めるべきだと思う。

◇中華人民共和国建国65周年祝賀会の招待状が程永華大使から届いた。9月25日、ホテルニューオータニで行われる。私は群馬県日中友好協会会長として出席する。

 1949年10月1日、毛沢東は天安門で次のように宣言した。「中華人民共和国の人民政府は今日正式に成立した。我々4億7500万人の中国人は今まさに立ち上がったのである。」

 あれから65年、毛沢東の中国は人民服を脱いで大きく変貌した。13億を超える経済大国は様々な矛盾を抱える中、原発大国になろうとしている。こんな事で競争すべきではない。(読者に感謝)

私の後継者、萩原ゆうじ君は慶応卒・30歳の公認会計士。知性と信頼をと意気込む