人生意気に感ず「日本海津波の衝撃。中国の軍事的冒険。私の勇退と萩原ゆうじ君」
◇東日本大震災から3年余りが過ぎ、最近また地震が一段と増えたように感じられる。巨大地震の前兆なのか無気味である。そんな折、国は日本海地震による衝撃的な津波想定を発表した(26日)。南海トラフ型など太平洋の津波に関心を寄せていた私は、「エッ」と驚き、又、最大23mと聞き信じられない思いがした。
日本海での津波想定は初めてである。最大は北海道のせたな町で23.4m。20mを超えるのは、北海道の神恵内村の20.3m。10m超は北海道、青森、秋田、山形、新潟、石川の6道県30市町村。「3.11」巨大津波を経験した私たちも、これらの数字には改めて圧倒される。専門家は、日本海の津波は、地形と断層の特性から地震規模に比べてより高くなり、到達時間が短いと指摘する。海に囲まれた日本で安全なところは少ないということを痛感する。日本海津波の想定を見て、「3.11」の教訓を生かすことの重要さを改めて思う。「津波てんでんこ」のことわざ、そして「大川小と船越小」の対比など。
◇中国の軍事的拡大政策は太平洋を囲む国々に大きな摩擦を起こしている。アメリカ軍機に6mまで接近するなど狂気の沙汰で、まさにかつての日本の特攻隊を思わせる。このことに関し、中国にも言い訳があるということを知った。到底受け入れられるものではないが「へぇ」と一瞬思った。米国務省の定例会見で中国の記者が質問したらしい。「もし中国が戦闘機をハワイまで飛ばしてもあなたは平気か」と。米軍戦闘機が中国の近くまで飛行していることを中国が嫌っていることが窺える。
現在、中国軍戦闘機を操縦している若者は過激な愛国教育を受けた世代だという。捨て身の行動が国を守る英雄的行動と思い込んでいるとしたら、極めて危険だ。かつて、世界の歴史では一発の銃声が大戦の引き金になったことがある。個々の行為を管理できない体制にこそ戦争の危機が潜む。一党独裁の国は危険だ。シビリアンコントロールがきかないからだ。現在、私たちは戦争の危機に晒されている。
◇自民党役員会で、9月6日グリーンドームにおける県連大会について協議した。私は勇退議員として花束の贈呈を受ける。私の後継者萩原ゆうじ君(公認会計士・30歳)は10月1日づけで自民党の公認候補となる。27年前の我が姿を思い出すと熱いものが込み上げる。
☆私の後継者、萩原ゆうじ君は慶応卒・30歳の公認会計士。知性と信頼をと意気込む」