人生意気に感ず「中国の期限切れ肉。大砂嵐とラマダン。首相と富岡製糸。 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「中国の期限切れ肉。大砂嵐とラマダン。首相と富岡製糸。

◇期限切れ肉の問題は、また中国かと思わせる。中国の食品会社の組織的な犯行。日本マクドナルド、ファミリーマートなどが販売してきた。農薬混入の中国製ギョウザが大問題になったのは約8年前。

 上海テレビの記者が従業員を装って潜入し報道し発覚した。出荷先から返品された品を原料に混ぜる手法が日常的に行われていた。

 中国は世界の工場だが、安い食品原料が日本人の胃袋に流れ込むのを防ぐことは難しい。たまたま発見されたがまだ限りなくこの種の問題はあるに違いない。日本食品は大丈夫という信頼が足もとから崩れていく。中国人のモラルの問題が根底にある。中国製品を受ける日本の業者のモラルも問われている。見つからなければいいという考えがあるのかも知れない。次の東京五輪では食の面に於ける日本の安全を世界の客に届けたい。「おもてなし」は非常に重要だが、それを支えるものに食の安全がある。

◇今、相撲が面白い。国技なのに外人ばかりと考えた時期があった。外人が日本の特殊な文化をしっかり受け止める姿が土俵に現れている。今や、土俵は日本の特別な文化の世界に向けた発信源になっている。

 大砂嵐はエジプト出身である。胸毛の巨体が砂嵐を起こしている感がする。17日は横綱初挑戦で鶴竜を破った。空腹に耐えての金星と知って驚いた。イスラム教徒で、今、ラマダン中。断食月で、夜明けから日没まで飲食が出来ない。「腹減った。頭フラフラ」と言っているそうだ。空腹に弱い私は同情してしまう。

◇中国出身の蒼国来も頑張っている。八百長問題で解雇処分を受けていた。相撲にうとい私は中国人はいないのかと思っていた。中国人の倫理観から八百長という悪習に抵抗なくはまったのかも知れない。解雇無効を求めて裁判でも戦った。相撲が取れない2年半の空白は、取り戻すのに大変だったろう。西前頭13枚目で、勝星が先行している。精神的に強くなったに違いない。

◇安倍首相が富岡製糸場を視察した。首相は、「この文化財を生かして地域の再生に向って進んでほしい」と語った。明治5年操業。明治維新と深く関わる文化遺産、萩の女工もいた。山口県出身で高杉晋作等に強い関心を抱く首相だけに歴史遺産を特別の思いで見ただろう。(読者に感謝)