人生意気に感ず「知事会非常事態宣言。小5少女不明。原発再稼動」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「知事会非常事態宣言。小5少女不明。原発再稼動」

◇私は人口減対策特別委員会委員長なので、全国知事会の少子化非常事態宣言には大きな関心をもっている。

 全国知事会は、佐賀県唐津市で開かれ、人口減少は「国家の基盤を危うくする重大な岐路」とした少子化非常事態宣言をまとめた。

 会議の冒頭の京都府知事の挨拶は厳しい。「少子高齢化の問題がはっきり我々の前に姿を現しているが、国の対策が大幅に講じられたことはなかった。日本は死に至る病にかかっている」というもの。

 非常事態宣言のポイントは次の3点。①このままでは近い将来多くの地方が消滅する。②日本は国の基盤を危うくする重大な岐路に立つ。③若い世代の子育て環境を整備するため、国と地方が総力を挙げて思い切った政策を展開すべき。

 試算では今後30年間に県内の20~30代の女性は半分以上減る。減少率全国ワーストの南牧村では、2010年に99人いた若年女性が40年には10人になる。

◇倉敷で小5の女児が行方不明になっている。またかと変な予感がする。本県で横山ゆかりちゃんが平成8年にパチンコ店で行方不明になって以来まだ行方が分からない。幼女を狙う犯罪が各地で起きているからだ。

 倉敷の小学5年の森山咲良さん11歳はケータイを持つ。母親はGPS機能で位置を調べたら自宅から約2キロの地点で約4時間電波を発していた。その後電波をとらえられなくなったのは何を意味するのか。無事を祈る。

◇原発事故で無人となった町で空き巣狙いが後を断たない。火事場泥棒と同じだ。住民が避難した富岡町で常習累犯窃盗罪に問われた男の初公判が15日福島地裁であった。男は「千件以上やった」と言っている。自宅で約3千点が押収された。この地域では防犯用のカメラの設置が広がっている。空き家街は泥棒にとっては宝の山である。富岡町を含む5町村で昨年212件の窃盗被害が確認された。原発事故が風化されていくが、多くの人が依然避難生活をしていることが窃盗事件によって浮かび上がった形だ。

◇全機停止中の1機が再稼動する。川内原発だ。原子力規制委員会が新たな規制基準を満たすと認めた。地元の同意が必要。福島原発の教訓が活かされていないという批判が強い。事故が起きれば人の手に負えなくなる。その影響は県境を越えるのに一つの自治体の同意に任せるのか。これ迄原発なくやってきたという声も。(読者に感謝)