人生意気に感ず「首相の中南米歴訪。岸信介の安保改定。ブラジル五輪。引き逃げ」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「首相の中南米歴訪。岸信介の安保改定。ブラジル五輪。引き逃げ」

◇安倍首相は25日から中南米5カ国を歴訪する。メキシコ、トリニダード・トバゴ、コロンビア、チリ、ブラジルである。ブラジルでは、日本の中南米政策に関し演説する予定。トリダード・トバゴとコロンビアは日本の首相として初の訪問となる。日本人にとってなじみの薄いトリニダード・トバコとコロンビアは今後注目されることになるだろう。安倍首相は、トリニダード・トバゴではカリブ共同体と初の首脳会合を聞く。コロンブスによる新大陸発見から5百年余。コロンブスとの関係を含め私はこの地域の歴史を今後紹介したい。

◇安倍首相の在任期間が14日、932日となり歴代7位に。6位は祖父の岸信介。岸は安保改定を強行した後退陣した。轟轟たる非難の嵐が国会を取り巻いたが、いまでは歴史の試練を経て岸の決断は評価されている。私は少年だったがあの時の緊張した岸の表情を覚えている。

 安倍首相は祖父の決断につき「日本の抑止力は高まった」と高く評価している。

◇14日の予算委で「集団的自衛権の抑止力」に関して、安部・海江田両氏の対決があった。

 海江田氏は、「1940年の三国同盟は抑止力向上のためだった。抑止力を高めれば平和が保たれるのか」と追及。これに対し首相は「1940年代と現在の世界を同列に扱うのは間違いだ。野党第一党の党首としてそれでいいのか」と反論した。図体の大きい海江田氏が軽く一蹴された感じだった。

◇世界を熱狂の嵐に巻き込んだW杯が幕を閉じた。ブラジルが惨敗した時、バス20台が焼かれ略奪も起きた。こういう国で2年後にオリンピックが開かれる。これから突貫工事が進むが、1月には橋げたが崩落し4人が死んだ。建設工事は、危機管理の一環である。それを支えるのは国民のレベル、政治の質である。これらを総合して改めて五輪の重要性が問題となり、ブラジル五輪が心配になる。偉大なる発展途上国ブラジルが大きく発展する好機、頑張って欲しい。

◇小樽と埼玉県川口市のひき逃げは自動車運転の責任の重大さを物語る。小樽ではビーチで12時間も飲酒した男により、女性三人が死んだ。

 川口市の場合、市の職員が酒を飲んで運転し、被害女性は1.3キロも引きずられて死亡した。職員は、市民税課主事。公務員がなぜ飲んで運転するのだろうか。(読者に感謝)


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