人生意気に感ず「ドイツ勝利。アルゼンチンと日本。滋賀県知事選」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ドイツ勝利。アルゼンチンと日本。滋賀県知事選」

◇ドイツの勝利は実に劇的だった。私は、二度の大戦に破れ、国が東西に分列し、と長い苦難の歴史を思った。米大陸の大会での優勝ということも劇的である。スポーツがこんなにも大きな意味をもつことを私は理解出来ない。

 南米で開かれたということも大きな意味をもった。ブラジルではまさかの惨敗に怒った民衆がバスに火をつけ略奪行為まで起きた、アルゼンチンは準優勝なのに、暴動が起きた、信じられないことである。首都ブエノスアイレスではスポーターの一部が暴徒化し、商店の襲撃、ATMの破壊などを行い、警官隊は催涙弾を放ち放水で対抗し双方に負傷者が出た。

 南米の国々はサッカーこそ、国民の数少ない楽しみの中の最大のものと語る。発展途上国の文化や国民の心も発展途上なのかと思ってしまう。諸国と比べてみて、サムライの国日本は健在だと思う。日本サッカーはゼロからスタートすればいい。

◇私は平成17年(2005)、議長としてアルゼンチンの首都ブエノスアイレスを訪ねた。県人会の人々が逞しく生きていたのを思い出す。地球の反対側で、スペイン語圏で最大の国がアルゼンチンだ。

 私は特命全権大使と語ったことを思い出す。それは、日ロ戦争のときアルゼンチンから購入した二隻の軍艦が日本海海戦の勝利に大いに貢献したこと、終戦直後の食べ物がない時、大統領夫人が小麦などの食糧を大量に援助してくれたこと、などであった。

 二隻の軍艦はチリーとの戦いに備えアルゼンチンがイタリアに発注したがチリーとの戦いがないことになって日本が買った。購入にはロシアと競ったがアルゼンチンの好意で日本に決まる。イタリアから二隻を運んだ軍人は若き日の鈴木貫太郎だった。

 大統領夫人とはあの有名なエバ・ペロンである。私生児から身を起こし女優となり大統領夫人となった。救貧活動、社会福祉活動に力を入れ、下層階級からは天使と慕われ、上流階級からは悪魔と恐れられた。33歳でがん死した時通夜が3日間続いたという。

◇滋賀県知事に原発を階段的になくすことを主張する前民主党衆院議員の三日月大造氏が初当選した。原発自体が国論を二分する大テーマであるが、集団的自衛権の問題が重さなり安倍政権の支持率が低下していた。今後の政局、エネルギーに大きく影響するだろう。(読者に感謝)


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