人生意気に感ず「幼児殺害の恐怖。日本のポンペイを世界遺産に。廃娼を議会で」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「幼児殺害の恐怖。日本のポンペイを世界遺産に。廃娼を議会で」

◇今議会から私が所属する常任委員会は「文教警察」である。治安の一環として幼女の殺害は取り上げなければならない。屈折した黒い欲望は無抵抗な幼児を玩具として扱う。背景には現代社会の病める淵が広がる。大人の女性と付き合う術を持たない若者の性欲はどこに向うのか。哀れだが同情の余地はない。社会は防衛のため厳しく立ち向かわねばならない。

◇なぜか栃木県(時に群馬とまたがって)で不幸な事件が多発した。再審無罪となった菅家さんが疑われた事件もそうだ。菅家さんが無罪であることは真犯人が放任されていることを意味する。

 群馬県警は犯罪認知件数が下がっていると指摘するが、幼女・少女に関する未解決事件は今後のこの種の事件に対応する上でも重要な課題である。栃木との県境にまたがる事件には次のようなものがあった。①1977年(昭和53年)福島万弥ちゃん失踪(当時5歳)、渡良瀬河川敷から遺体発見。②1984年(昭和59年)長谷部有美ちゃん失踪(5歳)、近くの畑から白骨遺体発見。③1987年(昭和62年)大沢朋子ちゃん群馬県尾島で失踪(8歳)、翌年利根川河川敷で白骨遺体発見。④1990年(平成2年)松田真実ちゃん失踪(4歳))、渡良瀬河川敷で遺体発見。⑤1996年(平成8年)横山ゆかりちゃん太田市で失踪(4歳)、現在も行方不明。このうち②④⑤はパチンコ店に於ける失踪である。これらの未解決事件に改めて注目し、新たな行方不明児がいないか問い直す時ではないか。それには隣県との協力が不可欠である。

◇今回の質問で予定した浅間対策は角倉議員が同趣旨の質問をしたので、時間の都合もあり割愛した。不気味な静けさが続く。天明の浅間焼けは地球のはらわたが飛び出すような出来事だった。鎌原観音堂の奇跡は日本のポンペイ。天明の生死を分けた十五段。生き残った男女が夫婦となって村を再建したなどは世界史に例がない。私は世界遺産に値すると思う。国交省は嬬恋に大規模な砂防ダムを築く予定だ。

◇今回の質問で議会史に記す意義ありと自負することは「廃娼」を取り上げ知事に答えさせたことだ。人権史上の「金字塔」が県議会で取り上げられることがなかった。これこそ群馬が誇りとすべき精神文化だと信じる。上州のかかあ天下の背景。傍聴した一女性の「あなたはやはり一流でした」のメールが嬉しかった。(読者に感謝)