人生意気に感ず「中国に冷静を望む。私は孔子文化賞を。議長選の珍事。TPPの行方」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「中国に冷静を望む。私は孔子文化賞を。議長選の珍事。TPPの行方」

◇何が起るか分からない社会だ。人気アイドルの握手会に突然ノコギリ男が現れた。アイドルのメンバーとスタッフが切られた。可愛い人気アイドルたちとそれを取りかこむファンの群。参加型の劇場だ。その周辺には様々な若者がいる。社会的に満たされない心で自分でも理由の分からない嫉妬心を燃やす者もいるだろう。そこに異常な群集心理が火をつける。私はそんな状況を想像する。

 アイドルとファンとの一体化。それは参加者の信頼性が前提。しかし信頼の場は無防備だから必ず異分子が入り込む。起るべくして起きた事件ではないか。

◇昨日は議会の開会式で、恒例の朝食会があった。私は最近の中国状況を話した。それは、昼休みに日中友好協会の会費を集めることになっていたので、こんな時こそ友好協会の役割があると説明する必要を感じたからだ。

 今の中国は内外の様々な問題を抱え冷静さを失っているのだろうか。押しつぶされそうな難題を前に、にわかに手にした巨大な経済力と軍事力。不安と気負い。そしてグローバルなパワーゲーム。巨大な国家が一時でも冷静さを失うと恐い。こんな状況下で、民間同志の絆と役割は非常に重要だ。民間の信頼関係こそ国家の暴走を止めるブレーキだ。朝食会では、私が孔子文化賞を受けることも説明した。

◇本会議は10時に始まり、正副議長を選任した。議長は須藤昭男氏、副議長に狩野浩氏である。その前に前任の正副議長の退任劇が。「一身上の都合で」といつもの通り。法律上は4年の任期だが一年で辞任して他に譲る。議長の重み、ひいては議会の権威を低くする陋習である。

 議長選挙で一票の無効票が出るという珍事があった。「須藤」のみ記載し下の名を書かぬ票があった。このようなことは珍しい。総数は46票。茂木英子氏が市長転出で一人減となっていた。

◇新任の農政部長が挨拶で登壇した時、「しっかりやれ」と声が飛んだ。私もTPPを考えて同感だった。長いこと議論してきたが大詰めだ。この地域経済連携は、大局的に見れば日本に大きな利益をもたらす。貿易立国日本はTPPの合意によって、より大きな世界経済の舞台に立てる。群馬は物作り立県であり、中小企業立県だが、これら「立県」は貿易を支え、また、貿易の進展により発展するのだ。


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