人生意気に感ず「荒れる南シナ海と日本。集団的自衛権。570人に講演」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「荒れる南シナ海と日本。集団的自衛権。570人に講演」

◇南シナ海が荒れている。中国の行動は目に余る。ベトナム沖で強引に石油掘削を始めベトナムの船に故意に衝突しているらしい。フィリピンとも事を構えている。アジアの超大国にその足もとの小国が踏みにじられようとしていると見える。ASEAN(東南アジア諸国連合)が結束して対抗するのは当然だ。このような状況下にあって日本は特別な立場にある。この状況はASEAN諸国と組んで中国を牽制する好機。中国は「尖閣」だけにかまっておれない。尖閣を自国に有利に世界に宣伝していたが、世界は中国がおかしいと見るようになるだろう。

◇中国のなりふり構わぬ姿の背景には深刻なエネルギー事情がある。「世界の工場」は増々拡大しエネルギー不足は目に見えている。悪質な石炭を使う火力発電は深刻な大気汚染を起している。近い将来の大規模な原発は日本にとって大きな脅威。様々なことが連鎖しているのだ。

 中国は三国志の世界。21世紀の新たな魏、呉、蜀の世界が展開しているように見える。日本は基本理念をもって強(したた)かな国と強かに向き合わねばならない。強かさを示すものとして中国に現在日本に対する変化が起きているように感じられる。中国に招かれたま舛添知事は日中関係改善のキックオフが出来たと語っている。

 来月10日、群馬県日中友好協会は総会を開く。福田元総理と大沢知事が出席する。私は群日中の会長である。

◇集団的自衛権が激しく議論されている。緊迫した国際情勢は理想論やきれい事で済まされない現実を私たちに訴えている。長く平和が続いているが人類の歩みは戦争の歴史である。攻められた時自らの生命財産国土を守らねばならい。「生き残りに必要な軍事力」は必要だし、自衛権の行使は認められねばならないが、シビリアンコントロールをいかに確保するかだ。ある投書者は次のように言っている「政治家よ全ての大人たちよ。未来への責任を唱えるのなら命が危機にさらされる前に真剣に考え具体的でわかりやすい提案を若者に示し行動しよう」と。傾聴すべき意見と思う。

◇6月20日、伊勢崎一中で全校生570人を対象に楫取の講演を行う。全生徒に私の心が伝わるか心配し学校と相談したがやることになった。それなりの工夫と準備をして決行する決意。先生方、全生徒の協力が不可欠。何回か予習の意味をこめてメッセイージを送る考え。


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