人生意気に感ず「大河ドラマ館つくる。第三回孔子文化賞受賞」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「大河ドラマ館つくる。第三回孔子文化賞受賞」

◇大河ドラマ「花燃ゆ」放映に関し、「大河ドラマ館」を作る。群馬をアピールする絶好のチャンス。同時に郷土を築いた偉人を知ることによって県民が郷土愛や生きる勇気を育むことに資する。

 設置は県昭和庁舎を予定。ドラマ館のイメージはどんなものか。例えば、楫取素彦の県令執務室を再現したり、県令の公私の顔を紹介、また、「松陰先生、予言集」として、タイムスリップした松陰が、自分の死後の様々な人や出来事を振り返るなど。

 NHKは、視聴率アップのために懸命である。本県に於ける企画としては、NHK巡回特別展(アーツ前橋で開催予定)、NHK前橋パネル展(元気21プラザで開催予定)など。「大河ドラマ」を利用して、群馬の活性化を成功させるためには、全県的な取り組みが必要であり、特に民間の主体的な協力が重要。楫取素彦顕彰会は長いこと楫取に取り組んできた民間の存在である。この大事な機会に謙虚な気持ちが役割を果たしたいと考えている。

◇日中友好孔子文化祭・第3回孔子文化賞の受賞者の一人に選ばれたという知らせが来た。世界孔子協会会長孔健氏(孔子の75代直系子孫当主)の推薦だという。

 孔健氏とは平成21年4月に絆が出来た。孔健氏からは、別に「ご無沙汰しております。子曰く、朋あり遠方より来る、亦楽しからずや」と連絡があった。平成21年4月、日中議員連盟の県会議員の7名、それに現代の名工針生清司等は山東省の孔子誕生の地曲阜を訪ね孔子廟に針生さん作製の宥座の器を納め、大歓迎を受け、私は曲阜師範大学で講演をした。大学の門を入ると大きな孔子像が立っていた。孔健氏は像や絵で見る孔子によく似た大男だった。私の書斎にはその時贈られた和とじの「論語集注」上下がある。改めて開くと、「有朋自遠方来。不亦楽乎」(とも有り遠方より来るまた楽しからずや)や巧言令色。鮮 仁。(巧言れい色、すくなし仁)が目に飛び込む。

 今、日中は心の問題で共通の課題を抱えている。全て金、欲望を求めて止まらない点だ。孔子の論語が密かなブームなのは、この流れに反省を求める天の声である。中庸を教える「宥座の器」が中国で大きな注目を集めた理由はここにある。孔子文化賞の中の平和賞は一般社団法人世界孔子協会から贈られる。5月29日ホテルグランドパレスで。時代背景を重視したい。(読者に感謝)


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