人生意気に感ず「中国人強制労働の現場。中国と少年書道コンクール。女の爆発犯」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「中国人強制労働の現場。中国と少年書道コンクール。女の爆発犯」

◇沼田で中国人強制労働の現場を見た。縦横に掘られた洞穴の壁にはツルハシの跡が残り所々に崩れた凝灰岩が山をなしていた。懐中電燈が照らす黒い岩陰が中国人の幽鬼のように見える。

 戦争末期米軍の爆撃を避けてこの洞穴で飛行機を作ろうとしていた。国内に労働力はなく穴を掘る労働者を中国から強制的に連行した。その証拠が発見されNHKは特集を報じた。

 如意寺では殉難碑や過去帳等を見、道仙和尚の勇気ある行動を確かめた。殉難者は岩本発電所工事に関して死んだ59人の中国人。碑の揮は元自民党国会議員松村謙三である。建設費寄付者には月夜野町の全ての集落の名、間組(はざまぐみ)、東電、日中友好協会等が刻まれている。これらの名は様々な事情と思いを物語る。

 本堂須弥檀の裏に中国人の遺骨を安置(隠したとも)した場所があり、道仙和尚が「何年後といえども比札取り去るべからず」と書いた板が付けられていた。和尚の深い思いが伝わる。

 道仙和尚は中国人の死者を弔うことを咎める憲兵に対して「死ねば一視同仁」だと強く言い張って屈しなかったと言われる。見せてもらった過去帳には日本人に交って平等に戒名が書かれていた。日本で唯一の例だという。

 同行した沼田出身の元県職員T氏は、少年時代、屋敷内に捨てた野菜を食べる悲惨な中国人の姿を見たと語っていた。私は日中友好会会長としてこのような歴史的事実を認識することの重要さを思った。

◇県書道協会の顕彰祝賀会で、同じテーブルの同協会会長に日中文化交流に関するある提案をした。群馬と上海の子どもたちの書の共同コンクールである。実は、3月に上海を訪れて文化経済の交流について覚書を交わしたとき身近かなことから始めよう、それには子どもたちの書がいいだろうという事になっていた。

 会長は賛成してくれたので早速上海に伝えることにした。書は心の作品である。日中の将来を担う子どもたちの心の交流になればと思う。

◇またまた不可解な事件。警察を対象としたらしい連続爆発容疑。容疑者は51歳の主婦。約2千本のクギが飛び散ったというから危険千万。報道では警察への恨みとか。「残っているのは恨みだけ」と報道への手紙に綴った。

 爆発物破裂罪は公共危険罪であるから刑は極めて重い。死刑、無期、5年以上の懲役だ。主婦は罪の重さと刑の重さを知っているのか。(読者に感謝)