人生意気に感ず「警察学校で講演。鳥インフル。小泉・細川。中国の動き」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「警察学校で講演。鳥インフル。小泉・細川。中国の動き」

◇今日は警察学校で楫取素彦の講演を行う。百人以上の新入生が対象。現在、各地の大学や中学校で行っているが、警察官の卵に対しては少し違った思いがある。

 現在警察官の志気がゆるんでいる。社会を支える崇高な職務を担うという自覚が足りないと思う。楫取や吉田松陰が生きた時代とその生き様から学ぶことは多い筈。社会への奉仕に命をかけた彼らの高い志を伝えたい。民主憲法の元で権力行使の先端に立つ警察官には人権感覚と教養が求められる。今日の話がその一助になればと思う。先日、打ち合わせの時に見た生徒たちはげんきがよかった。彼らとどのように対面するか楽しみである。

◇熊本県の「鳥インフルエンザ」が緊迫している。時間との勝負である。熊本県の対応は速かった。養鶏場から県への第一報は12日午後3時半。14日夜までに11万2千羽を殺処分した。

 隣接する宮崎県の一部地域は感染地から10キロ。宮崎県は、発覚30分後に会議を開き消毒ポイントの設置を決めた。宮崎県は4年前の口蹄疫発生時の苦い経験を生かしているのだ。

 宮崎県の当時(平成22年5月)の口蹄疫による牛と豚の惨状は大変だった。症例が確認されたが口蹄疫と気付かなかったため被害が拡大した。私のブログでは、平成22年5月18日現在の殺処分対象は11万4先頭とある。

 鳥インフルは今、地球的規模で広がっている。渡り鳥が伝えるといわれ。鳥はこれから北上するから東日本も危ない。群馬県も予防の対策をとらねばならない。

 ウィルスが変異して「新型」になることが心配だが、今回のウィルスは、中国で人への感染が確認された型では、一応なかったといわれる。

◇政府のエネルギー政策発表に対応して、小泉・細川両氏が動いた。政府は脱原発を明確にせず、再稼動の方向を明確にしたからだ。両氏が中心になって、「自然エネルギー推進会議」を設立し、再生エネルギーの普及に取組み、選挙では脱原発候補を応援するという。

◇群馬県日中友好協会会長として中国の動向は常に気になる。上海で微妙な変化を感じていたが、胡耀邦元総書記の息子・胡徳平氏が来日し、安倍総理と極秘に会ったらしい。この人は習近平主席とも親しい。胡氏の来日は中国指導部の了解に基づいているらしい。両国は互いに必要の間柄。解決の道を捜しているのだろう。


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