人生意気に感ず「中国書道展の郭さん。中国のPM2・5.甲状腺がん。通り魔」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「中国書道展の郭さん。中国のPM2・5.甲状腺がん。通り魔」

◇日中書道家5人展は東京中国文化センターで行われた。5人は、今年の四字熟語「四海兄弟」の揮毫者たち。企画の中心は長年の友人で日本漢字文化センター所長の郭同慶氏。私は福田元首相に続いて群馬県日中友好協会会長として紹介された。祝辞は、中国大使館公使、外務省の審議官、日中友好協会の理事長など著名人が述べた。「中国文化センター」は09年、習近平主席(当時副主席)と横路衆議院議長(当時)の2人の除幕でスタートし、中国文化の紹介を行っている。文化の交流こそ日中友好の基盤であるという理念に基づく。「四海兄弟」(しかいけいてい)は誠にタイムリーな、そして深い意味を持つ。

 配布された冊子の「翰墨の縁」後記の中で郭さんは私のことに触れている。来日間もない頃、彼の初の個展を私が手伝って成功させたことだ。前橋の市民文化会館で行われた「中国青少年書道展」。2人で一軒一軒企業を回った思い出がある。中国には「井戸を掘った人を忘れない」という諺がある。嫌中の嵐の中に見る一条の明光である。なお、翰墨とは筆と墨の意。

◇先日の委員会で私は中国上海の環境汚染について質問した。駐在員の活動と健康が懸念されたからだ。PM2・5汚染は深刻の度を増し、日本への影響も大きくなっている。髪の毛の直径の約30分の1ほどの微粒子は、肺の奥まで入り肺がんの原因になる。中国の対策は遅れており健康に重大な影響が出ている。大気汚染に国境はないから、これは日本の問題でもある。日中共同の取組みが必要だが険悪な日中関係が妨げている。

◇「3・11」から間もなく3年になる。あんなに大騒ぎしてパニックとなった放射能問題が冷めて風化が始まった。私は本県の子どもの甲状腺がんを取り上げてきたが、これから変化が現れるか心配だ。チェルノブイリでは3年から5年後、多くの子どもにこのがんが発生した。全部の子どものカルテを作れという声がある。当時、検討委員会に危機意識はほとんどなかった。

◇千葉の連続殺傷は通り魔か。24歳の男が逮捕された。4件全てに関与した疑いがある。逮捕前は他人事として詳細な目撃証言を行い、逮捕後は報道陣に大声で怒鳴った。

 犯行の動機が不可解で対象は誰でもよいという事件が繰り返されている。抵抗出来ない子どもたちをどう守るかは重大である。(読者に感謝)