人生意気に感ず「ソチの教え。拳銃の広がり。南京大虐殺と抗日勝利の日」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ソチの教え。拳銃の広がり。南京大虐殺と抗日勝利の日」

◇ソチが終った。いくつもの凝縮されたドラマに心を打たれた。年齢の壁に挑戦した葛西、試合中のミスを乗り越えた浅田や、羽生など。一事を貫くために多くの事を犠牲にしたに違いない。彼らの姿を見てサムライ日本は健在だと思う。

 ロシアはテロを乗り越えた。最も危険な情勢だったのだ。ロシアに反対する勢力は五輪妨害を宣言していた。平和の祭典は薄氷を踏む状況で行われたのだ。次は2018年の韓国平昌五輪。ここも北朝鮮の存在が気になる。

 かつて、ソウル五輪を妨害するために北は全斗煥大統領暗殺を企てラングーン爆弾テロ事件を起こした(1983年)。平和の祭典は常に危機の中で行われる。2020年の東京五輪には巨大地震の不安がつきまとう。

◇何年も経た後のオウムの公判から、闇の奥の真実が漏れてくる。平田被告の発言からそう感じた。「出家した時点で思考が停止した。教祖に判断を委ね教祖を信じたのは完全に間違っていた」と述べ、脱会しなかった理由として「逃げたら殺すとの麻原の言葉に縛られた」と語る。多くの死刑確定者を含め、他の元信者も同じだろう。なぜ、簡単にマインドコントロールに陥ったか。罠の入口をまたいだか。小さい時に、祖父母や両親や地域社会から生きる力を身に付けなかったからだ。高学歴の元信者が多いことは、現代の教育の間違った一面を物語る。オウムの事件が風化しつつある。オウムは一部の人だけの問題ではないことを、今、私たちは見詰めるべきだ。

◇治安上、拳銃の広がりは深刻な課題だ。館林市で女性が撃たれて死亡した事件は、現在増加傾向のストーカー被害とも重なる。容疑者は拳銃で自殺とされ、女性殺害に使った銃と同一のものらしい。

 真正拳銃であることが、一般人への拳銃の広がりを窺わせる。最近の統計では暴力団からの押収が減って、一般人からの押収が増えているという。これは暴力団から一般人への拳銃の流れを窺わせる。元組員の話では、フィリピンなどで簡単に入手できるという。人を殺したい動機を抱く人、興味で入手を望む人は多いだろう。暴力団の資産源になっているかも知れない。県警は徹底的に解明して欲しい。

◇中国は9月3日を「抗日戦勝記念日」、12月13日を「南京大虐殺犠牲者国家追悼日」に定めるという。日本の歴史教育が問われる。(読者に感謝)



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