人生意気に感ず「楫取の講演2つ。真央の涙。麻薬王の逮捕。中国の格差」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「楫取の講演2つ。真央の涙。麻薬王の逮捕。中国の格差」

◇楫取の講演が土、日と続いた。土曜日の「ふるさと塾」では冒頭、山本龍市長は、「皆さんに厚く感謝します」と挨拶した。NHK大河ドラマに楫取が登場することに関して、私たちが以前から楫取を取り上げてきたことを評価する言葉であった。市長は防災服に身を固めており雪害対策で大変であることも語った。

 私は、楫取を演ずる男優に大沢たかおが決まったことに触れ、井上真央に次いで早々と楫取役を発表したことはNHKが楫取を重視していることだろうと話した。また、「ふるさと塾」が平成17年3月に奴隷船マリア・ルーズ号事件を取り上げたことを振り返りこの事件の先に群馬の廃娼運動があり、そこに楫取や湯浅治郎の活躍があることを説明した。

 日曜日の講演は、自民党県連の建物で、「郷学会」と「上野(かみつけ)の文化を親しむ会」主催の下で行われた。盛況で、用意した50冊の「楫取素彦読本」が売り切れて足らなくなった。この会場では大変珍しい方にお会いした。元群大教授の前田洋文さんとその奥様である。昔の事を話すうちに懐かしい光景が甦った。前田さんは前高の教諭をされていた時、定時制にも教えに来られ私と出会った。江田島の海軍兵学校を出て戦争に参加、終戦後働きながら東大に挑戦した話は、働きながら夜学に通っていた私に衝撃を与えたのであった。

◇メダル8個獲得してソチが終わった。改めて勝負の世界の厳しさ、そして大舞台の試合が極めてメンタルなものであることを知った。

 少年のころ私は宮本武蔵のファンで試合に臨む武蔵に引き込まれていた。メンタルであることの象徴は浅田真央だろう。失敗の後で見せた見事な演技は、前後と比較したドラマとなって日本中を魅了した。「捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という武士道の精神を体現したものだろう。自分に勝った後で見せた涙に感動した。

◇2つのニュースに注目。麻薬王の逮捕と中国の経済格差だ。メキシコの麻薬戦争では8万人が死んだと言われる。その組織のボス・グスマンはかつて洗濯のかごに隠れて脱獄した。約5億円の賞金がかけられていた。事実は小説よりも奇なり。

◇社会主義の本質は平等だろう。中国では全国の富の約64%を10%の人が保有するという。この驚くべき格差を前にもはや社会主義とはいえないのではないか。一党独裁への不滞に経済の格差の不満が重なる。累卯の危うさを感じる。(読者に感謝)


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