人生意気に感ず「歴史的豪雪の実態。自衛隊出動。安倍発言」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「歴史的豪雪の実態。自衛隊出動。安倍発言」

◇昨日は大変な議会初日で、後世、議会史に残るだろう。2月議会の初日を飾る群響の演奏は中止になった。朝の異常な渋滞を見てそれも納得がいった。前橋駅に至る千代田の交差点から煥乎堂の17号交差迄20分もかかった。片側2車線が雪のため事実上1車線になっている。11時半の本会議に数分遅れてしまった。

 本会議場に飛び込むと知事が予算案の説明等につき発言中であった。知事は「歴史的豪雪」と表現し、唯氷バイパスで多くの人が車中に閉じ込められた状況に対して災害救助法を適用したと述べた。

◇本会議は役30分で終わり、自民党控室で、執行部担当者によって雪害の状況報告とその対策が説明された。

 県下全体の状況を聞くと改めて歴史的豪雪であることが分かる。県は15日、災害対策本部を設置、22の市町村も警戒本部、対策本部を設置。車に閉じ込められた人、孤立化した施設への物資支援、透析患者搬送(上野村)、孤立住民救出(南牧村)等6ヵ所に自衛隊に派遣要請したこと、最大停電件数は3万7千2百件(15530分現在)などが報告された。雪に閉ざされて連絡が取れない高齢者、特に過疎の山村の人々で、生命の危険に晒されている人がいるかも知れない。今こそ行政が使命を果たす時だ。議員からは孤立のところが他にもたくさんある筈だという声が上がった。

◇県下の農業被害は甚大である。ハウスは全滅との声もある。近寄れない状況もあり被害の詳細は不明と報告された。キュウリ、トマト、イチゴ、シュンギク、ホウレンソウ、ニラ、チンゲンサイなどは収穫最盛期となっており今後の収穫が殆ど不可能になると予想される。このような状況は直ちに品不足、価格上昇となって消費者の台所を直撃することになる。災害に慣れない群馬は未曾有の災害に対策がない。今後、こうした状況は多発すると考えねばならない。

 県内各市場は駐車場の除雪が進んでいないためトラック等が入れず荷受が困難。道路状況が深刻なため生鮮食料品の流通が大変な状況となっている。青果物、水産物が延着、未着となっている。沼田魚菜市場では金曜到着予定の水産物が月曜に着きほとんど廃棄となった。買受人の来場もない。県民の胃袋が危機になる。

◇安倍首相が衆院で、群馬など降雪被害地と連携をとってさらなる被害が出ないよう万全を期すと発言。県は国に支援を求めようとしている。


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