人生意気に感ず「日中友好協会に大使夫人が。米は中国を批判。女児遺棄、懲役7年」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「日中友好協会に大使夫人が。米は中国を批判。女児遺棄、懲役7年」

◇今日は群馬県日中友好協会の新春交流会が開かれる(ロイヤルホテル午後2時)。中国大使館からは汪婉大使夫人が出席する。私は会長として挨拶する。同会は昨年3月27日、尖閣問題による最悪の状況下でスタートした。以来政府間は一向に好転していない。日中友好協会は必要なのか、そしてその役割は何かが問われている。

 私はこのような状況だからこそ、民間団体で友好の努力を重ねる必要が大きいと考える。日本は、13億の人口を抱える隣国と離れてどこかへ引越すことは出来ない。中国は日本を必要としているし日本にとっても中国は不可欠だ。先日、中国の友人は中国人は日本に来ていい空気を吸いたがっていると語った。中国国民の間には徐々に変化が現れている。訪日の観光客が増えているのだ。ショッピングをする中国人が「質がいい、日本人は優しい」と発言する姿が印象的だ。日中の交流の歴史は極めて古いが、かつては一部の文化人の交流であったり、特殊な付き合いであったが、国民同志の交流の時代になった。新しい交流の時代が進もうとしている。政府は変わっても国民は変わらない。大河のような民間交流は止めることが出来ない。その流れは多くの細流が流れ込んで作る。その一つが群馬県日中友好協会である。

◇米国が中国批判を強めている。日本領海への侵入、南シナ海への強引な動きに対してだ。米国のラッセル国務次官補は1月に訪中した時「脅しや威圧、力による領有権主張に強く反対するという明確な立場をとる」と主張したという。訪問先の国でも言うべきことをはっきり発言することに感心する。米国ではアジア太平洋地域における中国の急速な拡大政策に警戒感を高めている。

 米国の議会では、外交の責任ある立場の人が、「中国が誤った方向に向かっている」、「隣国を犠牲にして地域の優位性を高めようとしている」と主張している。毅然とした態度を貫かねば既成事実が出来てしまう。民主党の弱腰外交、小沢一郎が多くのチルドレンを率いて訪中した事実は美味しい餌にされた感がある。真の友好にはプライドを保つことが前提である。

◇前橋地裁は、フィリピン国籍の母親の3歳の女児に対する保護責任者遺棄致死の故意を認め懲役7年を下した。被告人は、発育不良の女児を中2の長女に任せて帰国。「暗くて冷たい洗面所で息を引きとった女児の気持は哀れ」と裁判長。事件の詳しい背景を知りたい。


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